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2010/01/22

<週間ダイジェスト>1月14日~1月20日

20日■ベトナムで総合病院着工

 韓国国際協力団(KOICA)がベトナムのクァンナム省で総合病院の起工式を行った。ベトナムのチエウ保健相とフック政府官房長官、KOICAの朴大元理事長らが出席した。建設費は3500万㌦で、完工予定は来年8月。延べ面積3万3000平方㍍で、病床数は500床。KOICAは専門家を派遣し、保健医療政策のコンサルティングを行う。また同国の政策担当者を韓国へ招き、医療研修を実施する。

19日■羅先に南北合弁会社設立へ

 北朝鮮が咸鏡北道羅先特別市での南北合弁の農水産物加工法人を設立する案を承認した。韓国の農水産物加工業者が申請していたもので、先月18日に認められた。この日は金正日・総書記が羅先市を特別市に昇格させた。資本金は750万㌦で南北企業が6対4で投資する。従業員数は200人で3月から水産物の缶詰を試験的に生産する。

18日■ソマリア派遣駆逐艦が帰還

 海賊から国内外の船舶を保護するためソマリア沖に派遣されていた韓国海軍「清海部隊」の第2陣、駆逐艦「大祚栄」が任務を終え、鎮海港に無事帰港した。昨年7月に出港して以来、186日ぶりの帰還だ。大祚栄は6万7717㌔を航海し、船舶護送作戦を遂行した。護送実績は、外国船舶439隻を含む592隻。昨年10月以降は海賊の拉致・攻撃行為が3倍以上に増え、活動範囲をソマリア東部に拡大した。

17日■FEALAC外相会議閉幕

 アジア中南米協力フォーラム(FEALAC)第4回外相会議が、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の早期再開と同協議共同声明(2005年)の完全な履行を促す「東京宣言」を採択し、閉幕した。5月に開催予定の核拡散防止条約(NPT)評価会議の成功や、金融危機克服のための国際協力も明記された。韓国政府はFEALACのサイバー事務局を設置することになり、柳明桓・外交通商部長官は、経済危機克服のための国際協力を進めると強調した。

16日■韓・SICA首脳会議推進

 柳明桓・外交通商部長官が東京都内でパナマのバレーラ副大統領兼外相と会談し、韓国と中米統合機構(SICA)加盟国との首脳会議を年内に開催することで合意した。バレーラ副大統領は、今年パナマがSICAの議長国であることを強調し、上半期中の首脳会議開催を希望した。さらに、パナマの銅鉱開発などに韓国企業が参加するよう要請した。両国は航空路線開通など航空分野での協力を強化していくことでも一致した。

15日■韓・アルジェリア修交20年

 韓国とアルジェリアが修交20周年を迎え、両国首脳間で祝賀メッセージを交換した。李明博大統領は、両国が1990年の修交以来、緊密な友好協力関係を構築したことを高く評価し、今後も戦略的パートナーとして共同繁栄を望むと発言した。ブーテフリカ大統領も、両国が協力と交流を続けることを希望した。同国には韓国企業25社が進出している。韓国は3月に首都アルジェで韓国文化ウィークを開催する。

14日■世宗市移転企業と覚書締結

 韓国政府は、忠清南道に建設する世宗市に移転予定のサムスン、ロッテ、ハンファ、熊津、高麗大学、KAIST(韓国科学技術院)と、投資了解覚書(MOU)を締結した。締結式はソウル・世宗路中央庁舎で行われ、鄭雲燦首相が同席した。今後、企業・大学側は世宗市移転に向けた計画を進める。政府は、税制・財政支援に向けた行政・制度的手続きを年内に完了させる。企業側は、2012年までに業務・産業コンプレックス造成に着手する。