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2010/05/14

<週間ダイジェスト>5月6日~5月12日

12日■北が「核融合に成功」と報道

 北朝鮮が独自の技術で核融合反応に成功したと、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」が報道した。朝鮮中央通信によると、北朝鮮は独自に熱核反応装置を製作し、核融合反応と関連分野の基礎研究を終えた。核融合技術は環境を破壊せずにエネルギーを確保できるが、核爆弾より強力な水素爆弾の製造技術に用いられる可能性がある。ただし、北朝鮮が2度にわたる核実験より威力の大きい核実験を行った兆候がないため、説得力に欠けるとの指摘もある。

11日■検察・警察改革に本腰

 検事の収賄など、いわゆる「検察スポンサー」疑惑を受け、李明博大統領が閣議で、検察と警察制度の改革に向けた特別チームを構成するよう鄭雲燦総理に指示した。特別チームは国務総理室の主導の下、行政安全部長官、法務部長官、青瓦台民情首席秘書官らで構成される予定だ。今後、特別検察の常設化をはじめ、検察の起訴独占主義緩和や高級公職者不正問題捜査機関の新設などが協議される。

10日■魚雷用火薬と判明

 韓国の金泰栄・国防部長官は、黄海で3月に沈没した海軍哨戒艦の切断部周辺などから検出された火薬成分が、魚雷の弾頭に使用される高性能爆薬RDX(ヘキソーゲン)と判明したことを発表した。これで哨戒艦は魚雷攻撃により沈没したことがほぼ確実になった。ただし、RDXは各国で広く使用されており、成分分析から製造国を特定するのは難しそうだ。韓国軍と民間専門家による合同調査団は、20日ごろにこれまでの調査結果を発表する予定だ。

9日■統一地方選挙が本格化

 6月2日に実施される統一地方選挙が、13~14日の候補者登録を機に20日から本格的な選挙戦に突入する。2008年の国会総選挙から2年ぶりに行われる今回の地方選は李明博政権に対する中間評価であるとともに、12年の総選挙・大統領選挙の前哨戦に位置づけられる。与党ハンナラ党や野党民主党など各党は、保守と進歩、過去と未来といった理念対決のほか、4大河川事業や世宗市建設、海軍哨戒艦「天安」沈没事件などをめぐり論戦を展開する構えだ。

8日■朝中首脳会談を公式報道

 朝鮮中央通信など北朝鮮メディアは、金正日総書記が3日から7日まで訪中し、5日と6日に北京で中国の胡錦濤国家主席と会談したと伝えた。北メディアは、「長年の伝統がある朝中親善は歴史の風波と試練を勝ち抜いたものであり、歳月が流れ世代が変わっても変化することはない」と強調。金総書記は帰国の途中に瀋陽に立ち寄り、工作機械工場や歴史遺産を見学し、遼寧省と瀋陽市党主催の宴会に出席した。

7日■ワシントンで韓米通商協議

 韓国外交通商部は、ワシントンで4~5日に今年初めて韓米通商協議を開き、貿易分野における両国の懸案事項について議論したと明らかにした。この協議で韓国側は、米国のリチウム電池航空輸送に対する規制強化案と貨物優先積取法などについて懸念を示した。米国側は、情報・通信・電子機器分野の標準化や適合性の評価問題、農産物分野の認証制・表示制、自動二輪車の高速道路走行問題などを提起した。

6日■ソウル市長候補に韓元総理

 野党民主党は、6月2日に行われるソウル市長選挙の党公認候補に韓明淑・元総理を選出した。同党選挙管理委員会は、4~5日にソウル市民を対象に実施した世論調査の結果、韓元総理の支持率が対立候補の李啓安・前議員を上回ったため、韓元総理を公認候補に選出した。これに先立ち、与党ハンナラ党も3日に党内選挙を行い、呉世勲・ソウル市長を公認候補に選んだ。