ここから本文です

2010/07/02

<週間ダイジェスト>6月24日~6月30日

30日■アフガンで復興支援

 外交通商部の高官当局者が記者団に明らかにした内容によると、政府は来月からアフガニスタン・パルワン州で公式の復興支援活動を開始する地方復興チーム(PRT)を、韓国独自で運営することにした。これまでパルワン州で活動してきた米PRTは、ウルズガン州から撤退したオランダPRTの空白を埋めるため同州に配置される。韓国PRTは7月1日にルワンダ州で発足式を行い公式活動に入る。

29日■セルビアと投資拡大を協議

 鄭雲燦首相は、訪韓中のツベトコビッチ・セルビア首相と会談し、貿易・投資の拡大など両国間の実質的協力増進案や韓半島・欧州情勢について協議した。鄭首相は、両国関係の発展に向けた早期の政策協議会開催を希望したほか、セルビアの良好な投資環境と両国間の経済協力の潜在力を高く評価し、セルビアに進出している韓国企業への関心と支援を求めた。

28日■韓国格付けに影響ない

 米国格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、韓国の哨戒艦「天安」沈没事件で南北間の緊張が高まっているが、韓国の格付けには影響しないことを明らかにした。その理由について、今回の事態で緊張が高まったのは事実だが、韓半島の緊張は以前から存在しており、金融市場も動揺していないためと説明した。ただ、長期的には潜在的なリスクが内在していると説明した。

27日■トロントの韓国人と懇談会

 李明博大統領は、カナダ・トロントで行われた現地韓国人230人と懇談会をもち、「北が開放し国際社会の一員となれば、韓国も支援し、同盟国にも支援を働きかける」と強調。豊かな国に成長させ平和的な南北統一を果たすべきだと語った。また、11月にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合で、開発途上国を開発するための政策課題を盛り込むと説明。これには多くの国が同意しており、特にアフリカの代表らが謝意を示していると伝えた。

26日■潘基文国連事務総長と会談

 第4回主要20カ国・地域首脳会合(G20)で、カナダ・トロントを訪問中の李明博大統領は、国連の潘基文事務総長と会談し、11月にソウルで開催されるG20サミット成功に向けた方策、気候変動や開発問題などグローバルイシューについて意見を交わした。潘事務総長は、気候変動と開発を同時に扱うハイレベルパネルを発足するに当たり、李大統領が先に発足させたグローバル・グリーン成長研究所(GGGI)が重要な役割を果たすだろうと評した。

25日■ベトナムと観光協力

 文化体育観光部の柳仁村長官は、ソウルでベトナムのアイン文化・スポーツ・観光相と観光協力に関する了解覚書(MOU)を締結した。MOUには観光代表団と観光情報の交換、観光マーケティングプロモーション、観光投資振興、観光サービスの向上と利便化などの分野で、協力と交流を強化するとの内容が盛り込まれた。また両国は、今年から2012年までの「韓国訪問の年」事業と、10月の「タンロン・ハノイ遷都千年祭」関連行事を機に、外国人観光客の誘致でも協力していく。

24日■「二番底」の可能性低い

 李明博大統領は、カナダ有力紙「グローブ・アンド・メール」との書面インタビューで、韓国は今回のグローバル経済危機を比較的成功裏に克服できたと評価し、国内経済の「二番底」の可能性は低いとの見方を示した。また、国内外で突発的な出来事がない限り、今年5%を上回る成長が可能だと話した。韓国は開放経済のため、世界経済の流れに敏感で、南欧の財政危機などの影響を受ける可能性もあるが、諸外国と努力すれば二番底は回避できるとの見解だ。