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2012/05/11

<週間ダイジェスト>5月3日~5月9日

9日■韓国人査察官事故死、米が哀悼

 国際原子力機関(IAEA)査察官の韓国人ソ・オクソクさんが8日、イランで交通事故で死亡した問題で、米国務省のトナー副報道官は「彼の家族と韓国国民に深い哀悼の意を表する」と述べた。在イラン韓国大使館によると、ソさんは8日午前、イラン中部アラクの重水炉を視察するため車で移動中、交通事故で死亡した。

8日■李明博大統領が法律公布案署名

 李明博大統領は、青瓦台(大統領府)で開かれた、位置情報の保護および利用等に関する法律など国民の生活に関わる法律の公布案署名式に出席した。李大統領は制定または改正された5つの法律の公布案に署名し、「同法公布は国民の生活の不便を減らし、国民の大切な命と身体を保護する重要な転機となる。国民がより安全で安らかに生活できるためサポートしてほしい」と担当部署に要請した。

7日■韓米空軍が過去最大規模の訓練

 韓国空軍作戦司令部は、米第7空軍と共同で18日まで、韓国西部の空域などで上空戦闘訓練「マックスサンダー」を開始した。同訓練は、2008年から年2回実施されている定期訓練だが、今回は過去最大規模の60機(韓国軍38機、米軍22機)が参加し、最長期間の訓練を行う。北との戦争の初期段階を想定し、敵の挑発拠点への攻撃訓練や空中給油訓練を行う。韓国空軍関係者は、「今回の訓練を通して、韓半島有事に即応できる韓米空軍連合戦力の威容を示すことができる」と語った。

6日■北朝鮮が安保理常任理事国を非難

 北朝鮮の外務省報道官は、国連安全保障理事会の5常任理事国が北朝鮮に対し核実験を自制するよう求める共同声明を発表したことについて、「われわれは自衛的核抑制力に基づいて、宇宙開発と核動力工業の発展とともに、強盛国家の建設を進める。(共同声明は)米国の対北朝鮮敵対視政策に便乗して、われわれの自主権と平和的な宇宙・核利用の権利を侵害する厳重な違法行為である」と非難した。

5日■李大統領、青瓦台に子どもら招待

 李明博大統領と金潤玉夫人は、「子どもの日」を記念して、養護施設の子どもたちや障害児、多文化家庭(国際結婚や外国人労働者の家庭)など約550人を青瓦台(大統領府)に招待した。李大統領夫妻は子どもらと共にゲームや工作を行い、また弁当を野外で一緒に食べるなどの時間を過ごした。大統領になるにはどうすればいいかとの質問が出ると、「幼いときから人を助け、人に関心を持つことができてこそ大統領になれる」と話した。

4日■朴智元氏が民主統合党院内代表に

 最大野党、民主統合党の院内代表に朴智元氏が選出された。朴氏は、同党国会議員127人全員が参加した選挙で67票を獲得し、院内代表と非常対策委員長を兼任することになった。朴氏は故金大中・元大統領の最側近として、青瓦台(大統領府)報道官を務めた。92年の第14代総選挙で比例代表で当選して政界入りし、今年の総選挙で3選を果たした。

3日■米の感染牛は非定型BSE

 牛海綿状脳症(BSE)感染牛が米国で発見されたことを受け、米国産牛肉の安全性を確認するため訪米した官民現地調査団の朱二石団長(農林水産検疫検査本部疾病防疫部長)は、アイオワ州・エイムズの国立獣医学研究所(NVSL)で米国側関係者らと面談した。朱団長は「米国側から感染牛の説明を聞いて診断内訳を直接確認した結果、感染牛は非定型BSEであることを確認した」と述べた。非定型のBSEはえさを通じて感染する従来の型とは異なって、まれに自然発生するBSEのこと。