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2012/10/26

<週間ダイジェスト>10月18日~10月24日

24日■戦時作戦統制権移管が61%完了

 鄭承兆・合同参謀本部議長とデンプシー米統合参謀本部議長は、韓米軍事委員会(MCM)を開催し、2015年12月までに戦時作戦統制権移管を推進していくことを再確認した。韓米両国は委員会終了後に共同声明を発表し、「統制権を移管するための戦区司令部の検証について、『戦略同盟2015』に明示された検証指針を再確認した」と明らかにした。同委員会を1年に2回以上開催し、韓米間の軍事懸案を協議していく。戦時作戦統制権移管は現在61%程度まで完了。

23日■殺人事件の米国人被告引き渡しを

 1997年にソウルで起きた大学生殺害事件で起訴された米国人アーサー・パターソン(当時18歳)被告について、米連邦地裁は韓国の検察が請求した引き渡しを認め、韓国に身柄を移送することを決めた。パターソン被告は昨年5月、韓国当局が犯罪人引き渡し条約に基づいて身柄引き渡しを求めたことを受け、米連邦検察に逮捕されていた。被告が控訴の場合、移送は上級審で最終決定される。同事件は97年、梨泰院のハンバーガー店のトイレで男子大学生が凶器で刺され殺害されたもの。

22日■脱北者団体が江華島から風船ビラ

 韓国の脱北者団体は、仁川市の江華島から北朝鮮に向けて、北の体制を批判するビラ12万枚とチョコレート菓子を飛ばした。当初は休戦ライン近くの臨津閣からビラを飛ばす予定だったが、北が宣伝ビラを飛ばせば軍事報復すると警告し、南北関係悪化を考慮して韓国政府が道路をふさぐなどして阻止したため、場所を変えて飛ばしたもの。同団体は、今後も風船を飛ばすと主張している。

21日■企画財政部長官「統一は歴史の流れ」

 朴宰完・企画財政部長官は、ソウル市内のホテルで開かれた国際シンポジウムで、「南北統一は逆らうことのできない歴史の流れだ。統一が実現すれば韓半島がアジア太平洋地域の中心になる」と主張。さらに「北の優秀な労働力と豊富な鉱物資源に、韓国の技術資本が加わって、成長潜在力が高まる。統一に向け国際社会の支援も必要」と述べた。

20日■統合進歩党大統領候補に李正姫氏

 第2野党の統合進歩党の大統領候補に、李正姫・前共同代表(42)が選ばれた。統合進歩党は、今月15日から大統領候補を選ぶ党内選挙を行っていた。その結果、李正姫前共同代表が得票率64・92%を獲得して、党の正式候補に選ばれた。一方、統合進歩党から離党した議員で構成された進歩正義党は21日、単独立候補した沈相奵・前院内代表を正式候補に選出した。

19日■中国船員死亡事故で韓中共同対応

 黄海で不法操業していた中国漁船の船員が、海洋警察の撃ったゴム弾で死亡した事故を受けて、中国側は韓国の銃器使用に懸念を表明するなどこれまでの中国政府の立場を説明した。一方で、同事故が韓中関係に悪影響を及ぼさないよう、共同して迅速に解決するよう提起した。これについて金星煥・外交通商部長官は、「中国の不法操業を減らそうとしている中で起きただけに残念だ。公正で正確な調査を行い、中国とも緊密に協議していく」と述べた。

18日■李明博大統領が延坪島を訪問

 李明博大統領は、海上の南北軍事境界線とされる北方限界線(NLL)近くの延坪島を訪れ、「統一されるまでは黄海のNLLを命懸けで守らなければならないことを、海兵将兵すべてが認識すべき」と述べた。李大統領が延坪島を訪問するのは今回が初めて。同島は2年前の11月23日、北朝鮮による砲撃を受けている。同事件が発生して2年を前に、韓国軍の警戒態勢を強化する目的で訪問した。