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2012/11/16

<週間ダイジェスト>11月8日~11月14日

14日■李大統領の長男と夫人は不起訴に

 李明博大統領の私邸用地の不正購入疑惑を捜査している特別検事チームは、李大統領の長男、始炯氏と夫人の金潤玉氏を不起訴処分にすると発表した。検察は始炯氏が変則贈与を受けたと判断したが、贈与税逃れの嫌疑について直接起訴する権限がないため、国税庁に課税資料を提出した。李大統領については在職中の刑事上の訴追権がないため控訴できない。また金潤玉・大統領夫人については、不正購入に関与した証拠が不十分なため不起訴処分とした。

13日■サハリンの韓国人虐殺事件で証言

 国家記録院は、第2次世界大戦直後にロシア・サハリンのウグレゴルスクで、旧日本軍による韓国人虐殺が行われた事件について、初めて具体的な証言がなされたと明らかにした。サハリン在住のファン・スンヨンさんが、当時11歳だった1945年8月20日、同地で農業を営んでいた二人の叔父が日本軍に尖った木の枝で殴り殺されたと証言したもの。

12日■大統領府、土地疑惑の家宅捜索拒否

 李明博大統領の私邸用地の不正購入疑惑を捜査している特別検事チームは、青瓦台(大統領府)警護処に対する家宅捜索を行おうとしたが、青瓦台側は刑事訴訟法規定によって承諾できないと拒否した。これによって史上初となる青瓦台の家宅捜索は、実行出来なかった。一方、特別検事チームは捜索令状に記載された条件に基づいて、任意提出の形式で、警護処のコンピューターハードディスクと私邸用地の購入契約関連書類を受け取った。

11日■米統合参謀本部議長が板門店訪問 

 デンプシー米統合参謀本部議長が、サーマン韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官を兼務)と共に南北境界線に位置する板門店を訪れ、韓米両軍の兵士らを激励した。デンプシー氏一行が米軍関係者から説明を受けた後、会議場の北側に向かって歩くと、北朝鮮軍の共同警備区域(JSA)警備兵が警戒を強めたという。12日には、デンプシー議長と鄭承兆・韓国軍合同参謀本部議長が会談し、両国の軍事同盟などの課題について話し合った。

10日■強制徴用された韓国人の日記公開

 日本による植民地時代に強制徴用され、長崎の三菱造船所で作業中に被爆した故金順吉さんの日記が、国史編さん委員会によって一般公開された。同委員会は、金さんの日記の複写本をはじめ、韓国人被爆者らの訴訟資料などを一般公開した。金さんが強制徴用され、日本に渡ったのは1945年1月9日。日記は同年2月12日から原爆が投下された8月9日の前日までつづられている。金さんは8月12日に長崎を脱出し、19日に釜山に到着した。日本語で書かれた日記には、祖国への思いや悲惨な徴用生活などが記されている。

9日■UAE派兵延長案、国会国防委通過

 アラブ首長国連邦(UAE)への韓国軍の派兵延長同意案が、国会の国防委員会を通過した。これによって、UAE軍の教育訓練などを支援する「Akh部隊」は、2013年1月1日から12月31日までの1年間、派兵が延長されることになった。さらに国防委は、「国軍部隊のアフガニスタン派遣延長および段階別撤退計画同意案」と「国軍部隊のソマリア海域派遣延長同意案」も通過させた。これで、アフガニスタンとソマリアへの派兵も延長される。

8日■国防部長官「南北軍事境界線死守」

 金寛鎮・国防部長官は、国防政策説明会で北朝鮮の金正恩・第1書記について、「権力継承後の情勢は比較的安定しており、金正恩が統治力を発揮しているようだ。金正恩の課題は経済問題で、いくつかの方法を試みているが成果が出るかは不確実である」と述べた。さらに海上の南北軍事境界線(NLL)については、「領土は絶対に譲歩できない問題であり、死守していく覚悟だ」と強調した。