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2013/10/25

<週間ダイジェスト>10月17日~10月23日

23日■海軍哨戒艦に高性能レーダー搭載

 海軍は、警戒任務に当たる新型哨戒艦15隻に新型探知レーダーを搭載すると発表した。レーダーは韓国製で、30㌢ほどの物体も探知できる高性能で、北朝鮮潜水艦の潜望鏡も識別可能になる。2015年までに搭載を完了する予定だ。海軍はまた、昨年11月にイージス艦(7600㌧)を現在の3隻から6隻に増やすことを合同参謀本部へ要請したと明らかにした。3000㌧級の潜水艦9隻も2020年代に戦力化する計画だ。

22日■ラオス機墜落、韓国人3人死亡

 ラオス南部パクセ近郊で起きたラオス国営航空旅客機の墜落事故で、外交部は韓国人3人の遺体が確認されたと発表した。外交部は「事故現場に派遣された法医学チームによると、指紋などを照合した結果、収拾された遺体のうち3体が事故機に搭乗した韓国国民3人であることが確認された」と明らかにした。韓国人3人を含む乗員乗客49人が搭乗した旅客機は、16日にラオスのメコン川に墜落し、全員が死亡した。

21日■大統領選介入疑惑で与野党激突

 国家情報院(国情院)による昨年末の大統領選挙介入疑惑の捜査を担当するソウル中央地検特別捜査チームの尹錫悦・前チーム長は、国会法制司法委員会のソウル高検・地検に対する国政監査に証人として出席した。尹氏が同疑惑をめぐる公訴状の変更申請について報告をしなかったとして、特捜チームの業務から外されたことをめぐり、捜査に対する圧力があったかどうか、与野党が激しく対立した。

20日■韓国軍、サイバー司令部を捜査

 昨年の大統領選挙の期間中に、韓国軍のサイバー司令部の一部要員が、ツイッターやブログを通じて選挙関連の書き込みをした事実が明らかになったことを受け、軍捜査機関は捜査に乗り出すことを決めた。軍消息筋は、「サイバー司令部の要員4人が書き込みをしたことが確認されたので、軍検察または調査本部(憲兵)が捜査に乗り出す。検察と調査本部が共同で捜査を進めることもあり得る」と説明した。

19日■鄭国務総理、北欧2カ国歴訪へ

 鄭烘原・国務総理は、8日間の日程で、北欧のデンマークとフィンランドを歴訪し、両国首相らと会談する。鄭国務総理は、最初の訪問国デンマークでは、環境と経済成長を両立させる「グリーン成長」など経済分野の協力について意見を交わす。フィンランドでは、ことし7月に両国間で仮署名した原子力協力協定に正式に署名する。またフィンランドの原発建設について、韓国の受注を要請する予定だ。

18日■世界サイバースペース総会開催

 インターネットのセキュリティーやサイバー空間での犯罪などを話し合う「世界サイバースペース総会」が、17~18日、ソウルで行われた。同総会は、一昨年に英国で初めて開かれ、今回が3回目。世界87か国、18の国際機関から外相や情報通信担当相を含む約1600人が参加し、インターネットを通した国家間の協力や交流について議論が行われた。そしてサイバーテロなどの犯罪に対する基本原則を参加国の間で再確認した。

17日■合同参謀本部議長が最前線視察

 崔潤喜・合同参謀本部議長が、就任後初の視察先として中部戦線の一般前哨部隊を訪問した。崔議長は将兵らに対し、「敵が挑発したら、現場指揮官の判断の下、日ごろの訓練通りに戦力を活用し、迅速、正確、十分に懲らしめなくてはならない」と指示した。北朝鮮との軍事境界線に近い非武装地帯(DMZ)にある哨所(GP)も訪問して、兵士たちを激励した。これに先立ち、デンプシー米統合参謀本部議長との電話会談も行った。