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2014/07/25

<週間ダイジェスト>7月17日~7月23日

23日■ソウル市長、舛添都知事と会談

 朴元淳ソウル市長は、来韓した東京都の舛添要一知事と会談し、両自治体の交流や協力に関する合意書に署名した。ソウル市長の招待を受けて都知事が韓国を公式訪問するのは18年ぶり。朴市長と舛添知事は、①都市安全②環境③保健福祉④スポーツ交流⑤文化交流などの分野で協力を強化することで一致した。水害、地震、地下鉄テロ、微小粒子状物質、少子高齢化などの対策も含まれる。

22日■韓米、文化財の保護・返還覚書締結

 韓国文化財庁と米国土安全保障省移民関税執行局(ICE)は、米ワシントンのICE本部で「文化財の保護と返還に向けた情報共有および協力覚書」に署名した。羅善華・文化財庁長は「自国の固有文化遺産と同等に他国の文化遺産を尊重する米政府の意志を確認した。覚書締結が韓国の文化財を所蔵する他国にとっても手本となり、多くの文化財が本来の場所で価値を発する新たな契機になることを願う」と述べた。

21日■北が韓米演習に対抗して訓練準備

 韓半島有事を想定した韓米合同演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を、韓米が来月実施するのに対抗し、北朝鮮が大規模な総合上陸訓練を準備していることが分かった。北朝鮮軍は南浦一帯に各種の火器と装備を移動させており、多連装ロケット砲や曲射砲などを黄海に向けて発射するなど、予行練習を行うと見られる。韓国軍関係者は、北朝鮮が「新年の辞」で強調した通り軍の訓練強化を図っていると説明した。

20日■韓米国防相が同盟発展へ電話会談

 韓民求・国防部長官は、ヘーゲル米国防長官と電話会談を行い、韓米同盟の発展などに関する意見を交わした。6月末に韓氏が国防部長官に就任後、初の電話会談。ヘーゲル長官が韓国防部長官の就任を祝うために提案し実現した。両長官は、韓米連合防衛体制の抑止力などで韓半島の安定と平和を保障するため、米太平洋司軍令官、韓米連合司令官などと共に緊密に協力することなどで合意した。

19日■朴大統領がオランダなどに弔電

 マレーシア航空機がウクライナ東部で撃墜された事件で、朴槿惠大統領は、マレーシアと犠牲者が最も多いオランダに弔電を送った。朴大統領はマレーシアのナジブ首相宛てに「犠牲者と遺族に哀悼の意を表する。マレーシア国民が衝撃と悲しみを早急に乗り越えられるよう願う」との弔電を送った。また、オランダのルッテ首相宛てに送った弔電でも、オランダ国民と遺族に追悼の意を示した。

18日■韓国型戦闘機に双発エンジン採用

 合同参謀本部は、老朽化した戦闘機に代わり開発が進められる韓国型戦闘機(KF-X)のエンジン数を2機(双発)に決定した。軍当局はKF-X事業で、性能によりハイ、ミドル、ローと区分された戦闘機のうち、現在の主力戦闘機KF-16と同等の機動性を持ち、レーダーや電子装備などはさらに優秀なミドル級戦闘機120機を量産する計画だ。国防部関係者は、「特別チームの軍と民間の専門家20人すべてが、双発エンジンが単発エンジンより優秀と評価した」と説明した。

17日■アジア大会の南北実務協議終了

 北朝鮮選手団と応援団の仁川アジア大会参加問題を話し合う南北実務協議が、軍事境界線がある板門店の韓国側施設で行われた。双方は、同大会への参加を予定している北朝鮮選手団と応援団の規模、移動方法、応援方法と宿泊先、滞在費などについて話し合ったが、意見の隔たりを埋めることはできなかった。北朝鮮はこの間、ミサイル発射などで武力を誇示する一方、「特別提案」を発表し、韓国政府に対北朝鮮政策の転換を迫っていた。