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2014/08/08

<週間ダイジェスト>7月31日~8月6日

6日■警察庁長の後任に姜信明氏を内定

 李晟漢・警察庁長の辞意表明を受け、韓国政府が後任に姜信明・ソウル地方警察庁長を内定した。姜氏が警察庁長に就任すれば、警察大出身者では初となる。李氏は5日、沈没事故を起こした旅客船世越号運航会社の実質的オーナー、兪炳彦容疑者が変死体で見つかった事件をめぐり、ずさんな捜査の責任を取り、辞表を提出した。

5日■エボラ出血熱対策で50万㌦追加支援

 外交部は、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の封じ込めへ世界保健機関(WHO)などの国際機関に新たに50万㌦の人道支援を行うと発表した。韓国政府は今年前半にもWHOを通じ西アフリカのギニア、シエラレオネなどエボラ出血熱の発生国に10万㌦の支援を実施した。WHOは流行拡大を防ぐため国際社会に7100万㌦の緊急支援を要請している。

4日■中国地震で習主席に哀悼メッセージ

 青瓦台は、中国雲南省の地震で多数の死傷者が出るなど大きな被害が発生したことを受け、朴槿惠大統領が、習近平国家主席に哀悼の意を伝えるメッセージを送ったと発表した。朴大統領は「多くの人命と財産への被害が発生したと聞き、とても胸が痛い。韓国国民と共に犠牲者に対し深い哀悼を表する」と述べた。また、「今回の災害が早期に収拾されることを望む」とした。

3日■文化体育観光部長官候補に金鍾徳氏

 朴槿惠大統領は、空席だった文化体育観光部長官の候補に金鍾徳・弘益大教授を内定した。金氏は弘益大視覚デザイン学科教授として在職中の映像・メディアデザイン分野の専門家。映像プロダクションの代表と監督、韓国デザイン学会会長、弘益大広告広報大学院と映像大学院の院長などを歴任した。青瓦台報道官は金氏について、4大国政基調の一つ「文化隆盛」を実現する適任者だと判断したと説明した。

2日■銃乱射の陸軍兵を軍検察が起訴

 陸軍部隊の見張り所で兵長が銃を乱射し5人が死亡、7人が負傷した事件で、陸軍第8軍団の検察部は、この兵長を上官殺害、殺人、勤務離脱などの罪で起訴したと発表した。また、この見張り所の責任者だった中尉も戦闘準備怠慢、命令違反などの罪で起訴した。一方、兵長の捜索中に誤射事件が発生したことを受けて立件された7人は、誤射に正当な理由があったと判断され、不起訴となる見通しだ。

1日■ローマ法王訪問に備え総合状況室稼働

 ローマ法王フランシスコの訪韓(14~18日)を控え、警察庁は外交部など関係機関との協力体系を構築するため総合状況室を稼働したと発表した。1日から警備や情報収集など主要機能が合同勤務体制に入った。11日以降は迅速で有機的な状況管理に向け、すべての関連機能が24時間体制を維持することになる。行事を管轄する警察署と地方警察庁は模擬訓練を実施する一方、ローマ法王の訪韓期間中は非常勤務システムを稼働し、全国から警察官機動隊を動員するなど総力を挙げる方針だ。

31日■選挙の惨敗で野党共同代表が辞意

 新政治民主連合の金ハンギル、安哲秀の両代表は、前日の国会議員の再・補欠選挙で惨敗した責任を取り共に代表を辞任する考えを正式に発表した。同党関係者によると、金代表は最高委員会議の冒頭、両代表が辞任をすることで一致したと述べた。これに対し最高委員らも指導部として総辞職する方向で意見がまとまったという。7月30日の再・補欠選で与党セヌリ党は15議席のうち11議席を獲得。新政治民主連合は4議席にとどまり惨敗した。