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2014/10/17

<週間ダイジェスト>10月9日~10月15日

15日■非公開で南北将官級軍事会談開催

 韓国と北朝鮮は、軍事境界線のある板門店で軍事実務会談を開催した。「先方(北朝鮮)が公開を望んでいないため、政府が公式に発表していない」と与党・セヌリ党関係者は説明した。最大野党・新政治民主連合の朴智元・国会議員は「黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)、民間団体による北朝鮮非難ビラの散布などを議論する」と説明した。南北将官級軍事会談が開かれるのは2007年12月以来、約7年ぶり。

14日■産経前支局長起訴は「法執行問題」

 外交部は、旅客船・世越号事故当日の朴槿惠大統領の記事を書いた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の起訴について、「市民団体の告発に対して正当な法の手続きに基づき決定が下された法執行の問題だ。法執行の問題であるため、韓日政府間の外交事案ではない。そのため日本政府関係者が不必要な言及をすることは適切ではない」と指摘した。

13日■韓国軍、西北島しょへ兵器新配備

 軍合同参謀本部は、北朝鮮が黄海の西北島しょを奇襲占領する場合に備え、白翎島や延坪島などに携帯式の地対空兵器や装甲車を新たに配備した。韓国製の携帯用地対空兵器「神弓」は射程が最大7㌔で、低高度で侵入する北朝鮮軍のヘリコプターを迎撃するのに用いられる。また、北朝鮮軍のホバークラフトの奇襲に備え、西北島しょに配備する韓国軍の攻撃ヘリの性能も改善した。

12日■北朝鮮が市民団体ビラ散布再非難

 統一部当局者は、北朝鮮が韓国の民間団体による北朝鮮批判ビラの散布を非難し、予定されている南北高官級協議の取りやめの可能性を重ねて警告したことについて、「高官級協議開催は合意事項であるため守られるべきだというのが政府の立場だ」と述べた。北朝鮮は4日に黄炳誓・朝鮮人民軍総政治局長ら3人が仁川アジア大会の閉会式に出席するため訪韓した際、韓国が提案していた2回目の南北高官級協議の開催を受け入れた。

11日■THAAD配備、米国との協議なし

 安豪栄・駐米大使は、米政府が在韓米軍への配備を検討している最新鋭地上配備型迎撃システム「戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)」について、「韓米の国防当局間で意見交換が行われたが、韓国配備に関する協議はなかった」と、在米大使館に対する国政監査での答弁で説明した。安大使は、THAADの韓国配備をめぐる米政府の立場を把握しているかとの質問には、「米国は意味ある武器体系として発展させているが、どこに配備するかについて決定を下したことはないはず」と答えた。

10日■政府、中国漁船船長死亡で遺憾表明

 韓国政府は、全羅北道扶安郡の沖合で不法操業をしていた中国漁船の船長が海洋警察による取り締まり中に被弾して死亡した事件について、中国側に概要を通知した。外交部は中国側に正確な事実関係を調査中と説明すると共に、事故発生について遺憾を表明し、遺族に哀悼の意を示した。海洋警察は中国漁船に乗り込んだ際に、中国船員らが激しく抵抗したため、拳銃で空砲3発と実弾8発を発射した。その際に船長は実弾に当たったとみられる。中国政府は真相究明と関係者の処罰を求めた。

9日■最大野党院内代表に禹潤根氏

 最大野党・新政治民主連合の院内代表を決める投票が国会で行われ、3期目の禹潤根議員が選出された。院内代表は国会で各党を代表する議員にあたり、日本の政党の国会対策委員長にあたる。禹氏は所属議員118人が出席した投票で決選投票の末に64票を獲得して当選。来年5月初めまで院内代表を務める。禹氏は、故盧武鉉・元大統領の流れをくむ派閥などの後押しを受けて当選した。