ここから本文です

2015/07/17

<週間ダイジェスト>7月9日~7月15日

15日■開城団地賃金問題、合意で解決を

 洪容杓・統一部長官は、ソウル市内のホテルで行った講演で、南北協力事業の開城工業団地の北朝鮮労働者賃金問題について、「合意により解決するのが政府の立場」と述べた。洪長官は「13年に団地が再稼動した際、すべての問題は合意で解決し、開城団地を国際競争力を持つ工業団地に発展させることにした。賃金問題も合意で解決しなければならない」と強調した。

14日■韓国政府、イランの核合意を歓迎

 韓国政府は、欧米など6カ国とイランの核協議が最終合意に達したことに歓迎の意を表した。政府は「合意による措置が誠実に履行されることで、イラン核開発計画に対する国際社会の憂慮が完全に解消され、地域の平和と安定、国際的な核不拡散体制強化に寄与することを期待する」と表明した。さらに北朝鮮の核問題について、「関連国の交渉を通じて、意味ある進展を遂げ、究極的な解決過程に入ることができるよう期待する」として、北朝鮮に対し一日も早く非核化の道に踏み出すよう促した。

13日■統一部、南北統一会議10月開催へ

 統一部関係者は、ノーベル平和賞受賞者や韓半島の専門家らが一堂に会し、南北統一について話し合う「世界平和会議」を10月末にソウルで開催すると発表した。同関係者は会議について、「政府レベルで進める光復(日本による植民地支配からの解放)70周年記念事業の一つ」と説明した。歴代のノーベル平和賞受賞者や韓半島問題に携わった各国の元政府関係者らが多数出席予定。開催日は10月28日か29日になる予定で最終調整を行っている。

12日■MERSで保健福祉部長官更迭へ

 青瓦台(大統領府)は、MERS(中東呼吸器症候群)での初動対応で不手際があったとして、文亨杓・保健福祉部長官を更迭する方針を固め、後任の人選を進めている。文長官は、5月下旬に初めて患者発生が確認された後の対応が後手に回ったことが批判されており、青瓦台関係者は「事態が一段落すれば、後任を決める」と話している。韓国では新たなMERS感染者が約1週間発生していない。

11日■炭疽菌誤送付問題で実務団を創設

 米国防総省の研究所が炭疽菌の生きたサンプルを在韓米軍基地に誤って送付した問題で、外交部は米国とともに事実関係の調査などを行う合同実務団を立ち上げた。炭疽菌のサンプルは4月に京畿道・烏山の在韓米軍空軍基地に誤送付された。合同実務団は、炭疽菌が誤送付されたいきさつを明らかにし、再発防止策を講じる。在韓米軍地位協定合同委員会の下に両国の関係者や専門家らが参加する形を取っているという。

10日■軍事機密漏えい罪で軍将校を起訴 

 軍検察は、軍事機密を中国に流出させたとして、軍の保安などを担う機務司令部所属の海軍少領(少佐)を軍事機密保護法および軍刑法違反(機密漏えい)の罪で起訴した。被告は13年6月から今年2月にかけ、海軍艦艇に関する軍事機密1件と軍事資料26点を、数回に分けて中国人の男に渡した疑いが持たれている。被告は軍事機密を部下の大尉から入手して書き写し、これを撮影した写真ファイルをSDカードに入れて中国人の男に渡したとされ、先月11日に身柄を拘束されていた。

9日■米国務次官補、外交部高官と会談

 フランク・ローズ米国務次官補(軍備管理・検証・順守担当)が訪韓し、ソウル外交部庁舎で劉大鍾・国際機構局長、申載鉉・北米局長とそれぞれ会談した。会談では宇宙廃棄物問題、5月下旬に閉幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議のほか、韓米関係について意見交換が行われた。ミサイル防衛(MD)システム関連業務も担当しているローズ氏は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を検討しているなどとこれまで発言しており、会談の内容に注目が集まった。しかしローズ氏は現在THAADの担当ではなく、これについての発言はなかった。