ここから本文です

2015/12/18

<週間ダイジェスト>12月10日~12月16日

16日■金剛山観光再開、「米承認」否定

 統一部は、南北次官級会談の際に韓国側が金剛山観光再開をめぐり「米国の承認がないと合意できない」と述べたと北朝鮮が主張していることについて、「全く事実ではない」と否定した。統一部は、次官級会談での金剛山観光問題をめぐる議論について、「北側は無条件の再開を主張したが、われわれは再開前にさまざまな解決すべき問題を先に議論したいとの立場で対話に臨んだが、北側がまず再開を合意したいとの主張を繰り返したため、具体的な議論にはならなかった」と説明した。

15日■疾病管理本部長を次官級に格上げ

 保健福祉部は、同部疾病管理本部の本部長を室長級から次官級に格上げする内容の政府組織法改正法が来月1日に施行されると発表した。疾病管理本部長の地位と権限が拡大され、MERS(中東呼吸器症候群)のような感染症発生時の防疫措置を指揮するコントロールタワーとして、役割が強化される。また疾病管理本部は、感染症の予防や管理に関する法律の改正などを受け、新種の感染症に対応するための国家防疫体系改編策を積極的に進めている。

14日■朴槿惠大統領の支持率46%に下落

 世論調査会社のリアルメーターが発表した調査結果によると、朴槿惠大統領の支持率は前週より1・8ポイント低い46・0%だった。3週連続の上昇から下落に転じた。国会に圧力をかける発言が支持層の反発を招いたと分析される。一方、「次期大統領にふさわしい政治家」は、与党セヌリ党の金武星代表で支持率が21・8%と24週連続でトップ。前週から1・2ポイント上がった。次が最大野党・新政治民主連合の文在寅代表で18・5%、朴元淳ソウル市長が12・1%で、前週に比べてそれぞれ0・1ポイントと0・2ポイント低下。

13日■安哲秀氏が新政治民主連合を離党

 最大野党・新政治民主連合の安哲秀前共同代表が、国会で記者会見を開いて離党を表明した。元ソウル大学校教授の安氏は若者から人気が高く、次期大統領選の候補の一人としても注目されている。党の支持率低迷を打開するため、文在寅同党代表に対して、代表を辞任して党大会で新代表を決めるよう提案したが、拒まれたため離党を決断した。安氏に近い議員や党の非主流派議員が新党結成に向け、離党するとみられる。

12日■南北次官級会談、歩み寄れず決裂

 韓国と北朝鮮は、北朝鮮の開城工業団地で11日に続いて次官級当局者会談を行ったが、意見の隔たりを埋めることができず話し合いを終えた。次回の日程も決められず会談は事実上決裂した。黄富起・統一部次官は、「韓国側は韓国戦争などで生き別れになった離散家族に関する問題の全面解決や南北交流活性化策などを提案したが、北朝鮮側は南北協力事業である金剛山観光の再開を強く要求してきたため、接点を見いだせなかった」と説明した。

11日■国連安保理、北人権問題公式会合

 国連安全保障理事会は、米ニューヨークの国連本部で北朝鮮の人権問題をめぐる公式会合を招集するかどうかについて投票を行った結果、賛成9票、反対4票、棄権2票で可決された。米国など9カ国が公式会合で北朝鮮の人権問題を取り上げることを呼び掛けたが、中国が反対したため安保理の議長国を務める米国のパワー国連大使が投票を実施した。可決後に行われた会合では、北朝鮮の人権状況が一向に改善されていないとの声が相次いだ。

10日■寺潜伏の労働団体委員長が出頭

 集会時に道路を占拠したなどとして指名手配され、韓国仏教最大宗派の曹渓宗の総本山・曹渓寺に11月16日から潜伏していた労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)委員長の韓サンギュン氏(53)が、寺を出て自ら警察に出頭した。ハン氏は先月、ソウル都心で行われた朴槿惠政権の労働改革政策や歴史教科書の国定化などに抗議する大規模な集会を主導したとされている。