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2017/05/12

<週間ダイジェスト>5月4日~5月10日

10日■中国とロシアが文大統領に祝電

 中国の習近平国家主席が文在寅・新大統領に祝電を送り、「両国関係の健康で安定的な発展を願う」としながら、一緒に努力しようと呼び掛けた。中国国営通信の新華社によると、習主席は祝電で「韓中両国は重要な隣国」と述べ、国交正常化後25年間の双方の努力による両国関係の深化と発展を評価した。一方、ロシアのプーチン大統領も新大統領の当選に対し祝電を送った。プーチン大統領は祝電で「ロシアは韓国との建設的な関係を高く評価する」とした上で、「国際懸案の解決に向けた努力で協調する準備ができている」と伝えた。

9日■CJグループ会長ら旭日大綬章受章

 孫京植・CJグループ会長と鄭義和・前国会議長が、日本の旭日大綬章を受章した。孫氏は大韓商工会議所会頭の在任時(05~13年)に韓日の民間経済協力を強め、またCJグループ会長として韓流イベント「KCON」を日本で毎年開催するなど両国の文化交流に寄与した功績を認められた。鄭氏は韓日の議員交流と相互理解を促進した功績が評価された。

8日■中国経済フォーラム、大使ら出席へ

 現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をテーマに、中国が14~15日に北京で開く国際経済協力フォーラムに、韓国から金章洙・駐中大使など3人が出席する。北京の韓国大使館によると、金氏は中国政府の招待を受け、同フォーラムの開幕式に出席する予定だ。金氏以外に、韓国文化交流財団の李シヨン理事長と韓国対外経済政策研究院の玄定沢院長も出席予定だ。北朝鮮からは金英才・対外経済相が中国政府の招待を受け、フォーラムに参加する。

7日■世越号沈没の海底から人骨発見か

 14年4月に沈没した世越号の船体が沈んでいた珍島沖の海底から、人骨とみられる骨1片が5日に発見されたと世越号現場収拾本部が発表した。現場の専門家は、肉眼での鑑定で骨が不明者の遺骨である可能性が高いとして、DNA鑑定を行うため骨を国立科学捜査研究院に送った。海洋水産部は、DNA鑑定に約一カ月かかるとしている。動物の骨ではなく、人骨とみられる骨が発見されたのは初めて。

6日■大統領選期日前投票の投票率26・1%

 中央選挙管理委員会によると、4日午前6時から5日午後6時まで行われた期日前投票に、有権者4247万9710人のうち、1107万2310人が投票を終え、投票率は26・1%となった。投票率が最も高かったのは、政府の公務員が多く住む世宗市で34・5%、次いで全羅南道34%、反対に最も低かったのは大邱広域市で22・3%だった。大統領選挙で期日前投票が行われたのは今回が初めて。

5日■世越号文書、大統領記録物に指定か

 黄教安・大統領権限代行が大統領府の大統領秘書室と国家安保室の文書など数万件を「非公開」となる大統領記録物に指定したとみられる。市民団体「民主社会のための弁護士の会」に所属する弁護士が、世越号沈没事故当日に大統領秘書室と国家安保室が作成した文書や朴槿惠前大統領への書面報告書の公開を求めて行った「情報公開請求」に対して、青瓦台が非公開としたことで明らかとなった。

4日■黄大統領代行が駐韓日本大使と会談

 黄教安・大統領権限代行国務総理は、長嶺安政・駐韓日本大使と政府ソウル庁舎で会談し、両国間の懸案について意見を交換した。会談は日本側の要請により、黄氏と国連安全保障理事国の大使との懇談会終了後に15分間行われた。黄氏は面会で「韓日間に難しい問題があるとしても、両国関係を肯定的な方向へ発展させることができるよう両国政府を含む全ての当事者が共に努力することを期待する」と述べた。