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2005/07/15

<韓国経済>株価指数1050突破

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    5年ぶり最高値をつけ活気を取り戻した証券市場

 総合株価指数が13日、国内外の好材料に助けられて急騰、5年6カ月ぶりに最高の1050を記録した。北朝鮮が6カ国協議に復帰するというニュースを好感し、南北経済交流の活性化をにらんだ外国人がサムスン電子をはじめとする大型株を中心に買い意欲を強め、韓国証券取引所とコスダック(店頭市場)は、ともに大商いとなった。

 13日の総合株価指数は前日の終値より6・28ポイント高の1050・16で引けた。総合株価指数が1050台を回復したのは2000年1月4日(1059・04)以来、約5年6カ月ぶり。

 コスダック指数も7・44ポイント(1・43%)上昇し526・10をつけ、2003年7月14日以来2年ぶりに最高値を更新した。米国の6月の雇用指数が好転し、ニューヨーク証券取引所の先週末終値が急騰したことが好材料として作用した。

 さらに、北朝鮮が米国と接触し、6カ国協議に復帰することを決めたというニュースも投資家の心理を刺激した。8日連続で買い越しを続けていた外国人投資家は、この日も1175億ウォン相当を買い越し、株価の上昇をリードした。

 一方、この日のソウル外為相場もウォン高が続き、1㌦=1040~1050ウォン台で推移している。為替市場関係者は、ウォン高が進んだ原因について、「ドル買いに重点を置いていた海外の投資銀行がドル売りに転じたことと、国内の輸出企業や機関がウォン高の進展をにらんでドル売りを加速させたため」と分析している。