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2008/01/11

<韓国経済>現代自今年目標・初の300万台販売めざす

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    現代自はインドでの販売を昨年より2倍に増やし53万台に設定した(チェンナイ工場)

 現代自動車が今年の事業計画を確定し、史上初の販売300万台突破をめざすと明らかにした。また、原油高、金利上昇、外国車のマーケティング攻勢で大幅な内需拡大は難しいと判断、中国、インド、中南米など新興国市場の開拓を強化し、海外販売台数を247万台に引き上げる方針だ。気亜も170万台の販売を計画しており、現代・気亜自グループ全体で480万台に引き上げる。

 現代自動車は、国内外の営業本部長及び法人代表を集めた年初の会議を開き、今年の販売目標を310万台に決定した。これは、昨年の実績(推定264万台)より17・4%多い。このうち内需は6・9%増の63万4000台に定めている。

 これに対して海外での販売は、前年比17・6%増の247万台(輸出110万台、現地生産137万台)に大幅に引き上げる計画だ。

 特に今年は、これまで主力だった北米市場の停滞が予想されることから、インド、中国、アフリカ、中東、東欧、中南米などの新興市場で計161万台を販売する方針だ。これらの地域が今年の海外販売目標の65・2%を占め、現代自のターゲットが米国、欧州などの先進国から新興市場にシフトしていることがうかがえる。

 国別に見ると、インド法人では内需と輸出を増やし、昨年(20万5000台)より2倍以上多い53万台を販売する。昨年10月から量産に入った「サントロ」の後継モデル「アトス・プライム」を25万台生産し、内需と欧州及び東南アジア市場を攻略する。来年は「クリック」の後継モデルを投入する予定だ。

 また、オイルマネーの流入で爆発的な成長をみせているアフリカ・中東市場では、昨年(27万台)より5万台(18・5%)多い32万台を販売する計画だ。インドで生産した「i10」を輸出する一方、中東地域にプレミアムセダン「ジェネシス」を投入する。

 さらに成長著しいロシア市場の攻略にも力を注ぐ。現代はロシアでの需要拡大に合わせて、昨年7月に現地販売法人を新設した。東欧市場でも「i30」に続き「i30ハッチバック」を投入し、スポーツマーケティングを強化していく。

 昨年、深刻な価格競争で販売が低迷した中国では、今年5月の第2工場完成と「中国型アバンテ」の発売を契機に、昨年(26万台)より販売を46・2%増やす計画だ。

 一方、米国市場は55万台に抑えている。昨年は米国の景気低迷で目標の55万5000台に届かず、51万台に落ち込んだことから、目標を低く設定した。

 これに対し欧州での販売目標は、昨年(47万3000台)より21・6%増やし57万5000台としている。ロシア、東欧を含めると、現代自の欧州販売台数が初めて米国を追い抜くことになる。