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2010/10/08

<韓国経済>10大核心素材WPM事業団・各企業代表参加のもと出帆

  • 10大核心素材WPM事業団・各企業代表参加のもと出帆

    WPM事業団出帆式に参加した各企業の代表たち

 世界最高水準の先端核心素材の商用化を担う「10大核心素材WPM(ワールド・プレミア・マテリアル)事業団」が出帆した。ポスコ、LG化学、サムスンSDIなどWPM事業団の参加企業は、10兆ウォンを投資して、核心素材の商用化を推進していく。

 知識経済部の主管によりこのたび、ソウル・駅三洞のルネサンスホテルで崔炅煥(チェギョンファン)長官、国会知識経済委員会の金栄煥(キム・ヨンファン)委員長、10大事業団を率いる企業代表ら参加のもと、「WPM事業団出帆・投資協約式」が開かれた。

 WPM事業とは、韓国が世界で初めて商用化及び持続的な市場支配力を持つ世界最高水準の10大核心素材を開発し、2018年までに40兆ウォンの売上達成をめざすプロジェクトだ。

 同プロジェクトは、官民が力を合わせて進められる。現在、WPM事業には56の大企業、92の中堅・中小企業、104の大学及び研究機関など252団体が参加している。

 10大事業団は2018年まで1兆ウォンのR&D(研究開発)資金を出資するほか、10兆ウォンの事業化資金を追加で投資する計画だ。

 これは、8月に事業団の構成メンバーが選定された際に発表された、事業化投資資金5兆3000億ウォンの2倍近い金額だ。

 LG化学は、ナノカーボン複合素材分野に3兆8678億ウォン、ポスコは、超軽量マグネシウム素材分野などに1兆7027億ウォン、サムスンSDIは、高性能二次電池素材分野に1兆2149億ウォンをそれぞれ投資する。

 政府は10大事業団に対して、2018年までR&D資金1兆ウォンを支援する予定だ。このうち65%が中小企業に充てられる。

 韓国政府とWPM事業団は、2018年までに合計12兆ウォンを投資することになる。知識経済部は、WPM事業によって3万2000人の雇用を創出し、40兆ウォン以上の売上を確保できると見込んでいる。

 さらに政府は、2018年には韓国が「世界4大素材強国」に飛躍する構想をもっている。

 知識経済部は8月2日、WPM10大事業団として、親環境スマート表面処理鋼板(統括企業はポスコ)、輸送機器用の超軽量マグネシウム素材(ポスコ)、エネルギー節減・変換用の多機能性ナノ複合素材(LG化学)、多機能性高分子メンブレイン素材(コーロンFM)、フレキシブル・ディスプレー用プラスチック基板素材(第一毛織)、高エネルギー二次電池用電極素材(サムスンSDI)、バイオメディカル素材(アミノロジクス)、超高純度シリコンカーボン素材(LGイノテック)、LED(発光ダイオード)用サファイア結晶素材(サファイアテクノロジー)、炭素低減型ケトン系プレミアム繊維(暁星)分野を選定した。

 知識経済部の関係者は、「わが国が未来の素材強国になるためには、投資を惜しんではならない」と強調し、2018年には、素材輸出が8~12%増加し、輸出額は2000億㌦に達するとの見通しを示した。

 企業の代表らもWPM事業に対して期待感をもっている。丁奎夏(チョン・ギュハ)・第一毛織専務は「既存のディスプレーとは次元が異なる、次世代製品が登場しなければならない。やりがいを感じている」と話した。