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2014/10/31

<韓国経済>主要企業の第3四半期業績・現代自動車、ウォン高響き18%減益

  • 主要企業の第3四半期業績・現代自動車、ウォン高響き18%減益①

    現代自動車本社ビル

  • 主要企業の第3四半期業績・現代自動車、ウォン高響き18%減益②

    ポスコ本社ビル

  • 主要企業の第3四半期業績・現代自動車、ウォン高響き18%減益③

    SKハイニックス本社ビル

 主要企業の第3四半期(7―9月)業績が相次いで発表されている。先に暫定業績が減収減益と発表されたサムスン電子に続いて、現代自動車と起亜自動車がともに大幅に営業利益を減らし、ウォン高による苦戦を強いられた。これに比べ、半導体市況の回復を反映し、SKハイニックスは大幅な増収増益を記録。また、業績が悪化していたポスコも増収増益に反転した。

 現代自動車は、ソウル良才(ヨンジェ)洞社屋で開かれた経営実績発表会で、第3四半期の売上高は21兆2804億ウォン、営業利益は1兆6487億ウォンを記録したと発表した。昨年同期に比べて売上額は2・2%増えたが、営業利益は18・0%減少し、2010年第4半期(10~12月)以降、4年ぶりに最低値となった。

 国内外の販売台数は前年同期比1・8%増の112万8999台。新車効果などで販売台数が増えたものの営業利益が急減したことについて、現代自関係者は「労組のストライキや秋夕(旧盆)連休で操業日数が減り、国内工場の稼働率が低下したのに加え、ウォン高が進んだため」と説明した。

 第3四半期の平均為替レートは前年同期比で約6%下落するなど08年第2四半期(4~6月)以降で最低水準だったのが響いた。


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