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2015/11/13

<韓国経済>韓美薬品、仏に糖尿病の新薬技術輸出

  • 韓美薬品、仏に糖尿病の新薬技術輸出

    韓美薬品の新薬開発現場

 韓国第4位の製薬メーカー、韓美薬品が独自開発中の糖尿病の新薬技術の輸出に成功した。フランスの製薬大手のサノフィ社とライセンス契約を結んだもので、契約金額は韓国製薬史上最大の4兆8000億ウォン。この糖尿病新薬は薬効の持続時間を延ばし、毎日1回必要だった注射を最長で月1回まで減らせるもので、画期的新薬と評価されている。まだ開発が完了しておらず、臨床試験段階にもかかわらず、サノフィ社が輸入を決めたのは、この新薬の価値をそれだけ高く評価したからだ。

 今回の技術輸出は、直ちに受け取る契約金4億ユーロ、段階的に受け取るマイルストーン権利金35億ユーロの計39億ユーロ(4兆8000億ウォン)で、これは昨年の韓国製薬業界全体の売上高が15兆ウォン台の3分の1に達する。

 サノフィは年商42兆ウォンで世界5位の製薬会社。韓国製薬業界による技術輸出では、これまでも最高額記録を韓美薬品が持っていた。昨年7月にドイツのベーリンガー・インゲルハイムに肺がん治療薬技術を約8300億ウォンで輸出した。当時の契約金は5000万㌦だったが、今回はその6倍近い。韓美薬品は新薬が発売された後、売上高の一定割合をロイヤルティー(権利金)として受け取ることができる。


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