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2016/09/30

<韓国経済>韓国電力、エネルギー新産業に8兆㌆投資

  • 韓国電力、エネルギー新産業に8兆㌆投資

 韓国電力が電力系列とともに社長団会議を開き、2020年までに電気自動車の充電インフラ、ESS(エネルギー貯蔵装置)などエネルギー新産業分野に8兆㌆以上を投資する投資計画を確定した。この大型投資でクリーンエネルギーのリーダー役を担う決意だ。趙煥益(チョ・ファニク)社長も「低出産・高齢化時代に主力産業が沈滞しており、エネルギー新産業で韓国経済の突破口を切り開く」と強調した。

 韓電は昨年、売上高59兆㌆、営業利益11兆㌆の過去最高の業績をあげ、投資資金には余裕がある。今回の投資計画では、2020年までの5年間に①スマートグリッド(次世代送電網)などに3兆9076億㌆②エネルギー効率に3兆6148億㌆③新・再生エネルギーに7530億㌆の計8兆2754億㌆を投入する。

 今年だけで3兆3338億㌆をエネルギー新産業分野に振り分けている。

 このような大規模投資に乗り出したのは、エネルギー新産業分野は莫大な投資費用に比べ、投資回収が短期間では困難だからだ。新産業の創出初期に公企業の役が必要だというのが趙社長の持論である。趙社長は、2030年にはエネルギー新産業が世の中を変えるエネトピア時代が到来すると予想している。


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