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2017/06/09

<韓国経済>半導体とディスプレー業界、今年42兆㌆超える投資

  • 半導体とディスプレー業界、今年42兆㌆超える投資

    サムスン電子の半導体製造ライン

 半導体とディスプレー市場が類を見ない好況局面に入った。これに伴い、サムスン電子、SKハイニックス、LGディスプレイなど主要企業は過去最大の投資を進めている。半導体で27兆㌆、ディスプレーで15兆㌆の計42兆㌆以上が年内に投資される見通しだ。半導体、ディスプレーとも主要生産設備は国内にあるため、中小の半導体装備メーカーは特需に沸いている。

 サムスン電子は今月から京畿道平澤市(キョンギド・ピョンテクシ)の3D(立体)NAND型フラッシュメモリー新工場の稼働に続き、年末までに追加増設する計画を立てている。また、京畿道華城(ファソン)工場では10㌨(10億分の1)㍍級の超微細程の生産ラインを大幅拡充する予定だ。

 同社関係者は「今年第1四半期(1~3月)だけで5兆㌆台の半導体設備投資を実行したが、下半期(7~12月)にもNAND型フラッシュメモリーとシステム半導体の生産量拡大のため、投資を大幅に増やす計画だ」と明らかにした。また、「今年の国内設備投資規模が16兆㌆を超える予想だ。下半期に中国の西安第2工場建設が進行すれば、全体の投資規模はさらに増えるだろう」と語った。

 サムスン電子は第1四半期に半導体部門で過去最高の6兆3100億㌆の営業利益を記録した。営業利益率は40・3%に達し、100㌆を売り上げ、40㌆の利益を出す最高の実績をあげた。第2四半期(4~6月)にはさらに勢いづき、7兆㌆台の営業利益も期待できる。


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