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2018/06/29

<韓国経済>現代自動車・アウディ、燃料電池車開発で提携

  • 現代自動車・アウディ、燃料電池車開発で提携

    現代自動車の燃料電池車「ネクソ」

 現代自動車は、独フォルクスワーゲングループのアウディと燃料電池車の開発で提携した。両社が結んだのは「燃料電池技術関連のパートナーシップ協約」。生産台数で世界5位の現代自動車と2位の自動車グループが燃料電池車の技術開発と市場確保のため協力を本格化することで、世界燃料電池車市場が拡大する可能性も高まってきた。

 両社は今後、燃料電池車に関連して現在保有中または今後出願する予定の多数の特許や主要部品などを共有する。また、技術主導権の確保のため技術協業範囲を拡大していく予定だ。今回の協約は起亜自動車をはじめ、両グループ傘下のすべてのブランドに効力が及ぶ。

 現代自動車は、グローバル業界で燃料電池車の開発に最も力を入れており、関連技術も最も進んでいると評価されている。2013年に世界で初めて燃料電池車量産体制を構築し、15年には燃料電池車では初めて米調査機関ワーズオートの「世界10大エンジン」に選定された。

 一方のフォルクスワーゲングループは、2024年までに80のエコカーモデルを発売すると明らかにしている。その一つの軸となるのが燃料電池車で、量産モデルの開発に拍車を加えている。16年に燃料電池車コンセプトカー「クワトロ」を発表し、20年に燃料電池車を発売する計画だ。アウディは、フォルクスワーゲングループ内で燃料電池車関連の研究開発を総括している。


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