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2019/05/24

<韓国経済>LG電子、初の「家電世界一」が目前

  • LG電子、初の「家電世界一」が目前

    海外でも人気のLG電子の家電製品。ブランドイメージも高まっている

 LG電子の家電事業(テレビを除く)の売上高が、世界1位の米ワールプールにあと一歩まで迫っている。家電業界と金融投資業界によると第1四半期(1~3月)実績で、LG電子の家電事業を担当するH&A事業本部は5兆4659億㌆を記録し、ワールプール(47億6000万㌦=5兆6501億㌆)とほぼ同水準だ。現在の流れでいけば、年間では初の家電世界一が実現する見通しだ。

 LG電子は、洗濯機や冷蔵庫などの既存の主力製品だけでなく、空気清浄機や乾燥機、衣類管理機などの新家電が人気を呼び、売上高と営業利益を増やしている。趙聖鎮(チョ・ソンジン)・LG電子副会長が「グローバル家電1位に挑戦する」と述べてから4年、LG電子の躍進が続いている。

 昨年のワールプールの売上高は24兆9814億㌆で、LG電子H&A本部は19兆3620億㌆。5兆㌆以上の開きがあった。だが、今年に入り、その差は縮まり、第1四半期で2000億㌆以内になった。

 家電業界では「早ければ今年にLG電子が初めて売上高で世界最大の家電企業ワールプールを超えるかも知れない」という見通しが出ている。これが実現すれば1958年に設立した金星社(現LG電子)は、61年ぶりに「世界最大の家電メーカー」というタイトルを冠することになる。


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