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2019/06/07

<韓国経済>LG電子、米に大型洗濯機工場を竣工

  • LG電子、米に大型洗濯機工場を竣工

    米テネシー州に建設したLG電子の洗濯機工場の製造工程

 LG電子が米国のテネシー州に建設していた大型洗濯機工場が完成し、竣工式を行った。投資額は3億6000万㌦で、年産能力120万台。同社の世界12カ所の洗濯機工場中、最大の自動化率を誇り、10秒に1台の割で生産する。この工場建設は、現地生産でトランプ政権が発動した高関税に対処するもので、サムスン電子も昨年1月にサウスカロライナ州で洗濯機工場を稼働させている。

 LG電子の洗濯機工場は、米テネシー州の州都ナッシュビルから西北方向に約80㌔㍍のクラークスビルにある。敷地面積はテネシー州から20年間無償で受けた125万平方㍍で、600人が勤務する。LG電子が米国で生活家電製品を生産するのは、今回が初めてだ。

 この工場は2017年8月に着工。昨年12月に試験運転を開始し、先月29日に竣工式を開催。竣工式にはマーク・グリーン米連邦下院議員、趙周完(チョ・ジュワン)LG電子北米代表、ビル・リー・テネシー州知事、宋大鉉(ソン・デヒョン)LG電子H&A事業本部長らが出席した。

 トランプ政権は昨年2月、セーフガード(緊急輸入制限)を発動し、洗濯機への無関税措置を全面廃止。年間120万台までは昨年20%、今年18%、来年16%の税率を適用。120万台を超える場合は、昨年50%、今年45%、来年40%の重課税を課している。


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