ここから本文です

2001/05/25

<随筆>◇韓国の日本語学習熱◇

 日本語を学ぶ韓国人が急増している。今年初め、新大久保駅でホームから転落した人を救おうとして亡くなった韓国人留学生・李秀賢さんも、日本語学校に通う学生だった。

 国際交流基金日本語国際センターによると、海外の日本語学習者は約210万人にのぼるが、その45%に相当する約95万人が韓国の日本語学習者だ。最近の日本大衆文化の開放で日本語学習希望者はさらに増え、現在は100万人を軽く突破しているはずだ。

 「以前は韓国旅行中に日本語で会話していると、白い眼で見られることもあったが、最近は逆に若い人から、親しみを込めて話しかけられることが多くなった」と、知人の日本人ビジネスマンが感慨深げに語っていた。

 韓国では大学入学能力試験(日本の大学入試センター試験)に日本語試験が導入され、今年からは中学校にも日本語を含めた第2外国語教育が導入される。日本語学習者はさらに増えるだろう。

 ところが日本語ブームはいいが、問題なのは日本語教師の絶対的不足だ。日本語がある程度話せても文法や日本文化についての専門知識のない日本語教師など、質の問題も生じている。

 日本政府は韓国政府との協力で、韓国人の日本語教師を養成する計画を進めているという。韓日交流促進のため、早急に実現してもらいたいものだ。(Q)