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2017/03/03

<随筆>◇「蘭坡音楽賞」雑感◇ 呉 文子さん

 『鳳仙花 評伝 洪蘭坡(ホン・ナンパ)』(文藝社)の著者、遠藤喜美子先生から、「韓国で翻訳されることになりました」とお電話をいただいたのは立春間近のことだった。以前から翻訳の話は持ち込まれていたが、この度、壇国大学の助成金により出版が決まったという。洪蘭坡は近代音楽の祖と言われ、代表作「鳳仙花」や「故郷の春」をはじめ「朝鮮童謡百曲集」に収められている珠玉の名曲は広く愛唱されている。


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