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2000/10/20

<総合>金大統領のノーベル平和賞受賞、韓半島の和平促進

 金大中大統領のノーベル平和賞受賞は、韓半島平和をさらに促進する効果がありそうだ。世界で最も権威のあるノーベル平和賞を受賞することで、金大中政権が進めてきた対北朝鮮包容政策である「太陽政策」が世界のお墨付きをもらうことになった。北朝鮮は今のところ沈黙しているが、いまの平和定着ムードに乗って、米国や日本との国交正常化に弾みをつけ、孤立からの完全な脱却を図っているものとみられ、ノーベル賞受賞に反対する積極的な理由はない。

 ノルウェーのノーベル賞委員会の発表によると、150人(35団体含む)の候補者から金大統領を選んだ理由として、①韓国社会の民主化貢献②南北平和と和解促進努力③ミャンマー、東ティモールなどアジア地域の人権擁護④周辺国、特に日本との関係改善に尽力の4点をあげた。

 特に、「太陽政策」を高く評価、「50年以上にわたる南北韓国の戦争と敵対関係を終わらせようと努力してきた。氏が北朝鮮を訪問したことで、両国間の緊張を緩和する流れに弾みがついた。韓半島で冷戦が終わるとの期待も生まれている」と述べている。韓国の対北朝鮮政策を全面的にしたもので、これの国際社会に及ぼす影響は大きい。

 また、「韓半島和解進展と再統一のために果たした北朝鮮と他国の指導者らによる貢献」」の表現で金正日総書記への配慮を示した。金大中大統領がノベール賞を受賞する決定打が南北頂上会談であり、同会談を受け入れたこと金総書記を配慮したものだ。金大統領もこの北朝鮮の役割を評価しており、「金総書記に申し訳ないという気持ちもあり、感謝している」と述べている。

 北朝鮮の沈黙については、いろいろな憶測が流れてるが、北事情に精通した消息筋は「これまでの北朝鮮の対応のやり方からみて、この沈黙は当然だろう。むしろ、共同受賞でないのはけしからんと非難してしないことが一つのシグナルと考えるべきだ。すでに、北京の北当局者の間からは歓迎の言葉が聞かれており、場合によっては時間を置いて正式に歓迎のコメントがあるかもしれない」と話した。
 
 また、別の消息筋は、「北朝鮮の対外政策が180度変わったことを理解しなければならない。これまでは世界で孤立しようともウリ式(われわれのやり方)でいこうということだったが、大きく軌道を修正した。南北頂上会談に応じ、米国とも敵対関係を清算するところまできた。大変化だ。ノーベル賞になんくせをつけ、ひんしゅくをかえば、この新しい路線に何のプラスにもならない」と述べた。

 さらに別の消息筋は、「むしろ、今回の会のノーべル賞を積極的に活用するのではないか。ノーベル賞委員会が韓半島への北朝鮮の役割に言及していることも念頭に入れ、歓迎する方法を考えているのだと思う。世界を味方に引き入れる戦略だ」と分析した。

 大統領を選んだ理由として、①韓国社会の民主化貢献②南北平和と和解促進努力③ミャンマー、東ティモールなどアジア地域の人権擁護④周辺国、特に日本との関係改善に尽力の4点をあげた。

 特に、「太陽政策」を高く評価、「50年以上にわたる南北韓国の戦争と敵対関係を終わらせようと努力してきた。氏が北朝鮮を訪問したことで、両国間の緊張を緩和する流れに弾みがついた。韓半島で冷戦が終わるとの期待も生まれている」と述べている。韓国の対北朝鮮政策を全面的にしたもので、これの国際社会に及ぼす影響は大きい。

 また、「韓半島和解進展と再統一のために果たした北朝鮮と他国の指導者らによる貢献」」の表現で金正日総書記への配慮を示した。金大中大統領がノベール賞を受賞する決定打が南北頂上会談であり、同会談を受け入れたこと金総書記を配慮したものだ。金大統領もこの北朝鮮の役割を評価しており、「金総書記に申し訳ないという気持ちもあり、感謝している」と述べている。

 北朝鮮の沈黙については、いろいろな憶測が流れてるが、北事情に精通した消息筋は「これまでの北朝鮮の対応のやり方からみて、この沈黙は当然だろう。むしろ、共同受賞でないのはけしからんと非難してしないことが一つのシグナルと考えるべきだ。すでに、北京の北当局者の間からは歓迎の言葉が聞かれており、場合によっては時間を置いて正式に歓迎のコメントがあるかもしれない」と話した。
 
 また、別の消息筋は、「北朝鮮の対外政策が180度変わったことを理解しなければならない。これまでは世界で孤立しようともウリ式(われわれのやり方)でいこうということだったが、大きく軌道を修正した。南北頂上会談に応じ、米国とも敵対関係を清算するところまできた。大変化だ。ノーベル賞になんくせをつけ、ひんしゅくをかえば、この新しい路線に何のプラスにもならない」と述べた。

 さらに別の消息筋は、「むしろ、今回の会のノーべル賞を積極的に活用するのではないか。ノーベル賞委員会が韓半島への北朝鮮の役割に言及していることも念頭に入れ、歓迎する方法を考えているのだと思う。世界を味方に引き入れる戦略だ」と分析した。