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2001/11/02

<総合>韓国最大のメガバンク誕生

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 国民銀行と住宅銀行の合併銀行である「国民銀行」が1日スタートした。さる4月23日に合併契約書を交わしてから半年、総資産185兆3609億ウオン、顧客260万人の韓国最大、世界60位圏に入るメガバンクの誕生だ。合併銀行長は金正泰・住宅銀行長が就任した。

 合併銀行の資産規模185兆ウオンは、朝興銀行(59兆ウオン)や外換銀行(54兆ウオン)などの有力都市銀行を圧倒し、ハンビット銀行などが参加するウリ金融持ち株会社(101兆ウオン)や新韓金融持ち株会社(63兆ウオン)と比べても大差をつけている。

 さらに、当期純益面では1兆6000億ウオンを超え、内容面でも他行を圧倒するリーディングバンクだ。このような強力な銀行の誕生で、金融街では「規模を大きくしないと飲み込まれてしまう」という危機感が強い。資金力を背景に金利引下げに打って出れば、太刀打ちできないからだ。

 事実、合併銀行は既存のプライムレート(優良貸出基準金利)体系を全面的に改編、市場金利を反映する新しい貸出基準金利を適用する。この基準金利は、CD(譲渡性預金証書)など市場性預金や定期預金金利に連動する形で毎月変更し告知することになるが、既存のプライムレートに比べ1・25%から1・50%低い8・0%前後で決定される見込みだ。

 競争がますます激化し、生き残りのためには金融持ち株会社に参入するか、他行と合併する動きが活発化、金融界の大再編に向かうと見られている。

 合併銀行は戦略企画、財務企画、リスク管理など22の事業本部体制で運営され、役職員は1万9000人を超す。店舗数は1124。これだけの規模であるので、統合作業は容易でない。特に電算統合が完了する来年上半期(1―6月)までは「国民」「住宅」の看板をそのまま使う。