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2005/08/05

<総合>4大業種が輸出けん引

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               韓国1の稼ぎ頭となった半導体

 韓国の今年の輸出目標は2850億㌦。7月までに1599億4000万㌦を記録、目標の70%を達成している。原油高騰、ウォン高など貿易環境は必ずしも良好ではないが、現在の10%台の伸びを続ければ目標を超過達成できそうだ。産業資源部は3日、輸出の4大牽引車として半導体、自動車、機械、石油化学をあげ、特に半導体と自動車は単一品目として初めて年間輸出300億㌦を突破すると予想した。だが、対米輸出が落ち込むなど不安要因もある。今年の輸出の特徴を検証してみた。

 韓国は典型的な貿易依存国家であり、輸出の世界ランクは12位(昨年2542億㌦、世界比率2・57%)と上位にある。この高水準の輸出を維持できたのは、高付加価値の輸出品比率を高めてきたからだ。産業資源部は現在、半導体、自動車、機械、造船、鉄鋼、石油化学、繊維、デジタル家電を8大基幹産業と位置づけているが、これら業種の動向で輸出実績も大きな影響をうける。事実、これら8業種の輸出比率は上半期(1|6月)実績で82%を占めている。

 今年の輸出が堅調なのは、繊維、デジタル家電を除きこれら業種輸出が好調だからだ。産業資源部では特に、半導体、自動車が共に300億㌦を突破するほか、機械、石油化学も初の200億㌦の大台乗せに成功すると予測。また、上半期に不振だったデジタル家電も下半期には15%の伸びが期待。造船、鉄鋼も過去最高の輸出実績を予想している。

 繊維に関しては、クオータ制の廃止により中国、インド製が途上国市場を席巻しているために、上半期のマイナスに続き下半期も0・4%の伸びにとどまると厳しく見ている。また、上半期絶好調の鉄鋼は下半期に値崩れが起き、伸びが7%台に落ち込む見込み。

 一方、国別輸出動向をみると、対米輸出が減少しているのが気になる。4月以降、4カ月連続してマイナスであり、特に6月は前年同月比20%減の大きいな落ち込みだった。7月も3%台の減少が続いており、対米携帯電話の落ち込みが指摘されている。産資部関係者は「サムスン電子やLG電子は米国で高価格戦略をとっているが、モトローラーの低価格品が人気を呼び、販売が急減している」と説明した。また、ウォン高・ドル安の影響で価格競争力が低下した点も響いたようだ。

 対米と比べ、対中輸出は勢いが止まらない。中国はすでに米国を抜いて韓国の最大市場。加速度的に輸出を増やしており、7月も30%を超す伸びを示している。東南アジア地域やEU(欧州連合)諸国向けも20%台の高い伸びを示しており、対日輸出は8%台の伸びだ。また、50%以上の伸びを示している中南米諸国が新たな市場として浮上している。