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2007/04/13

<総合>KOSPI 初の1500突破

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              KOSPI1500突破を喜ぶ市場関係者

 KOSPI(総合株価指数)が9日、15001・06を記録、初めて1500を突破する過去最高を記録した。10日は一服したが、11日には再び急上昇、1513・42を記録した。先週末に比べ29・27ポイントの上昇だ。韓米FTA交渉妥結で韓国の信用等級引き上げの動きがあり、全般的に外国人投資家や個人の買いが続いた。また、3月の米雇用指数が好転したことで日本などアジア市場が全面高となり、投資心理を支えたことも大きかった。

 11日の証券先物取引によると、KOSPI指数が500→1500まで」上昇した最近4年間で、最も良い成績を上げた業種は機械であった。機械業の指数は2003年3月で189・28だったが、今月10日現在で1398・98に上昇。およそ639%の上昇率である。

 これに続いて、建設業と運輸倉庫業も500%を超えた。医療・精密機器業、運輸装備業、衣料品業も、300%以上の収益率を投資家にもたらした。

 上昇率で上位に入る業種の共通点は、中国と関連している点である。信栄証券の金セジュン・投資戦略チーム長は「機械、運輸倉庫、運輸装備、鉄鋼・金属など株価が大幅に上昇した業種は、中国の成長過程と共にある」とし、「今後も中国の成長勢が続くという展望は、1500時点の有望業種を選択する上で一つのヒントになる」と語った。建設業の株価上昇も、国内の要因というよりは海外受注の急増によるものが大きいと分析されている。

 だが、市場平均にも満たない業種も、7種に及ぶ。特に、時価総額規模が最も大きい電子では、4年間で94%の上昇に市場平均(190・96%)の半分水準にも満たなかった。通信は24%の収益率で、全20業種の中で最低値を記録した。有価証券市場の519種目のうち、4年間に市場平均以上の収益率をあげたのは281種目。市場全体では大幅上昇となったが、種目によって明暗が分かれた。

 現代尾浦造船は最大の株価上昇を記録。03年初めには3000ウォン台だった株価が、最近では20万ウォンにまで上昇した。

 時価総額の順位も、大きく変わった。サムスン電子は不振にもかかわらず、依然として不動の1位をキープしている。4年前に10位圏内に入っていたKT(2位)、SKテレコム(3位)、KTF(9位)などの通信株は相対的に不振で、SKテレコムを除いて10位圏から漏れた。逆に、国民銀行が5位から3位に上昇、ウリ金融と新韓銀行株が10位圏内に入るなどの金融株が躍進した。