ここから本文です

2007/08/24

<総合>544社合計・純益27兆ウォン、3年ぶり19.8%増

  • sogo_070824.jpg

 証券先物取引所によると、12月決算法人の今年上半期(1―6月)の半期決算結果、有価証券市場に上場している544社の業績が好転していることが分かった。売上高は光景で343兆8989億ウォンに達し、前年同比8・6%増加した。特に、純益は27兆1717億ウォンを記録、前年同期比19・8%増加した。これは3年ぶりの純益増加だ。鉄鋼や船舶などの従来型産業の好調によるものと分析されている。証券関係者は、米景気の鈍化などの不安はあるが、下半期(7―12月)はさらに好転するとみている。

 上場企業の純益は2004年に史上最高値を記録して以降、原油高、ウォン高などの影響で05年上半期が前年同期比11・6%減、06年は同8・0%減と2年連続して前年同期を下回った。

 今年上半期の実績が好転したのは、船舶受注の増加と原油価格、原資材価格が相対的に安定し、造船、化学、鉄鋼、金属などの実績が大幅に増えた結果だ。また、中国など新興市場の高成長とインフラ投資拡大も実績好転に結び付いている。しかし、IT(情報技術)産業は、半導体価格下落など依然と不振を免れていない。

 製造業の収益指標である売上高営業利益率は6・9%を記録、前年同期より0・1ポイント上昇した。これは、1000ウォン相当の物件を売って69ウォンの利益をあげたことを意味する。売上高営業利益率は、04年に9%台まで上昇したが、05年末7・7%、06年末には6・6%にまで落ち込んでいた。

 業種別には、造船を含む運輸装備業種の営業利益が74・3%の高い増加率を示し、化学、運輸倉庫、鉄鋼金属も40―51%急増した。逆に非鉄金属は赤字に転落、電気・電子は31・7減少した。

 企業別に純益をみると、ポスコが前年同期比46%の高い伸びを示し、韓国電力(16・8%増)、現代自動車(23・3%増)も好調だった。逆にサムスン電子は10・56%減少した。上場544社中、94社は赤字を出した。つまり5社中、1社は赤字であり、全般的に収益体質の改善が必要だ。

 一方、コスダック上場866社の決算をみると、上半期の売上は34兆6620億ウォンで、前年同期比6・0%増加したが、純益は8311億ウォンで22・75%減少している。上位企業は好調を持続しているが、IT関連ベンチャー企業の実績が悪化ししたのが響いた。