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2007/05/25

<総合>盛源建設・ドバイの200億㌦事業受注

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    ドバイの再開発事業に対する了解覚書締結後、ディラ・インベストメント社のシェイク・アメハッド会長(左から2人目)に贈り物を渡す盛源建設の田潤洙会長

 世界建設業界の注目の的だった200億㌦規模にのぼるドバイの超大型都市再開発事業。欧米の有力企業を押しのけ、韓国の中堅建設企業の盛源建設が受注に成功した。同社の3年にわたるドバイ現地での活動が功を奏した形だ。21日、ソウル市内のハイアットホテルで事業の発注先、ドバイ・デイラ・インベストメント社と共同事業推進に向けたMOU(了解覚書)を締結した。現在、ドバイでは サムスン物産が世界1のノッポビル「ブルジュ・ドバイ」を建設中だが、今回の大型受注で、現地での韓国建設企業の施工力、技術力に対する評価が相当に高いことを裏付けた。

 盛源建設が今後推進する事業対象地は、ドバイの港に近い人口が比較的密集しているデイラ地区の旧都心およそ660万平方㍍。この地域一帯を再開発し、住居・商業・公共施設などが調和した新都市に変える計画だ。デイラ地区官公署などが集まっている地域で、ドバイの顔でもある。

 計画では、マンション、ショッピングモール、公共庁舎、観光施設、港湾物流センターなお超高層ビル220棟を建設。今年から2012年までの5年間かけて推進する。このように巨大事業であるため、盛源建設1社では手に余る。同社の田潤洙会長は、「国内の建設大手4、5社とコンソーシアムを組む予定だ」と明らかにした。すでに錦湖建設などに打診しているといわれる。

 今回はターンキーベース(一括受注)であり、事業の提案から始まり、企画・設計・施工・管理などすべてを担当することになる。盛源建設関係者は「今回の事業は3段階で行われる。第1段階事業の規模は50億㌦。総事業費は200億㌦を上回るだろう」と語った。

 200億㌦にのぼる大規模事業に大手でもない盛源建設が選ばれ秘密は何か。同社の田会長は、この事業のため3年前からドバイを何度も訪問、現地での人脈もつくったといわれる。現地ではすでに韓国建設企業の都市開発能力は高い評価を得ている。今回事業を発注したデイラ・インベストメント社は、ドバイの次世代開発プロジェクトのため国策的つくられた会社だが、同社のシェイク・アハメッド会長は、「韓国は何回か訪れた。分唐新都市なども視察し、韓国建設企業の施工能力を信頼するようになった」と語っている。

 業界関係者は、「デイラの周辺地域の追加受注の可能性もある」と語った。また、今回の受注を契機に、中東、アフリカ、南米などで検討中の都市開発事業への韓国建設企業の参加が今後ますます増えていきそうだ。