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2009/03/20

<総合>国家ブランド向上へ戦略打ち出す

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    初の国家ブランド委員会報告大会で冒頭発言する李明博大統領㊥

韓国はGDP(国内総生産)基準で世界13位の経済力を誇るが、国家ブランドは33位と低評価されている。政府はこのような国家ブランド順位を2013年には15位に引き上げる計画だ。国家ブランド委員会(魚允大委員長=元高麗大総長)は17日、李明博大統領が出席する中で第1回報告大会を開き、「国家ブランドビジョンと戦略」を発表した。韓国の経済発展の経験を途上国に体系的伝授することや、韓国版フルブライト奨学金の創設など多角的な対策を打ち出されている。

 国家ブランド委員会は「国民とともに配慮し愛される大韓民国作り」をビジョンとして採択し、①国際社会への貢献度アップ②先端技術・製品の拡大③文化・観光産業の育成④多文化家庭・外国人への配慮拡大⑤グローバル市民意識の向上――の5大分野で10課題を重点的に推進することを決めた。

 10課題は、①韓国と共に発展②世界の学生と交流③統合海外奉仕団発足④在外同胞ネットワーク構築⑤韓国語、テコンドー普及⑥グローバル市民意識向上⑦韓国名品ブランド発掘⑧穏和な多文化社会実現⑨デジタル疎通韓国⑩国家ブランド指数開発――からなる。

 今回のブランド向上のためのイメージアップ戦略は、各部署ごとに立案された。

 まず企画財政部は、開発途上国に経済開発計画、輸出振興、中小企業育成、政策金融など多分野でノウハウを伝授する。今年はベトナムでテスト事業を実施し、東南アジア、中南米、アフリカ、独立国家共同体(CIS)、中東へと事業を拡大する方針だ。

 教育科学技術部は奨学プログラム「グローバルコリア・スカラシップ」を導入する。かつて、米国のフルブライト上院議員が中心になって外国人留学生を対象にした奨学金が米国のイメージアップに大いに貢献した。韓国に友好的な人材ネットワークを構築するには、海外の多くの若者に韓国体験をしてもらうことが早道だという判断だ。

 知識経済部は、年末までに韓国を代表する30の商品を発掘、重点的に支援する。市場占有率、輸出実績、ブランド認知度などを総合評価し、世界一流商品に育成し、「プレミアムコリア」と命名する。同部関係者は、「『ノキアの携帯電話』といえば、フィンランドの国名が浮かぶように韓国のトップブランドにしたい」と語った。

 外交通商部は、年間3000人の政府派遣海外ボランティア事業のブランドを一本化し、来月中に統合ブランド「コリアンサポーターズ」を発足させる。文化体育観光部では外国人の韓国語熱の高まりに対応し、韓国語教育機関を「世宗学堂」というブランドに統合し、このウェブサイトを韓国語教育関連サイトと連携させる。