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2012/02/03

<総合>1月・貿易収支19億5700万㌦の赤字に

  • 1月・貿易収支19億5700万ドルの赤字に

    釜山港でコンテナを船積みする光景

 知識経済部が1日に発表した輸出入動向によると、1月の貿易収支は19億5700万ドルに赤字転落した。赤字になったのは24カ月ぶり。旧正月連休による操業短縮、原油高などが響いた。輸出は415億3700万ドルを記録、前年同月比でマイナス6・6%となった。輸出が減ったのは27カ月ぶり。輸入は3・6%増の434億9400万㌦だった。

 関係当局者は、1月は時期的に貿易赤字が出やすいと説明し、「憂慮することではない」と述べた。1月の貿易収支は2008年が40億㌦の赤字、09年も38億㌦の赤字、さらに10年も8億㌦の赤字を記録している。昨年1月は造船輸出の好調で25億㌦の黒字だった。

 1月の輸出を分野別にみると、石油製品が39・5%の高い伸びを示し、一般機械(6・7%)、自動車(4・1%)なども比較的好調だった。だが、船舶は41・5%激減し、携帯電話などの無線通信機器も39・7%の大幅減となった。このほかに、液晶デバイス14・6%減、半導体8・5%減、石油化学3・0%減、自動車部品は0・8%減と軒並み減少した。

 輸入は、原油やガスなどエネルギー輸入量は減ったが、国際原油価上昇の影響で原資材輸入が12・9%増加した。資本財も半導体製造装備の輸入増加で15・9%増となった。消費財は0・4%減少した。

 一方、輸出先別では、債務危機が尾を引くEU(欧州連合)向けが44・8%と大幅に減少した。対日輸出が37・2%増と引き続き好調で、対米も23・3%と高い伸びを示した。またASEAN(東南アジア諸国連合)向けも22・3%と堅調だった。対中輸出の伸びは7・3%とやや鈍化した。

 知識経済部関係者は赤字の原因について「昨年末、年間貿易規模1兆㌦達成のため、輸出を前倒して行ったことや、1月の旧正月(23日)連休による操業日数の短縮などが輸出減少につながった」と説明、「だが今後、輸出が回復し貿易収支は改善される見通しだ」と語った。

 今回の貿易収支赤字について、証券業界では「今後さらに状況を見なければならないが、貿易収支赤字は当分、ウォン高への動きを抑える役割を果たすだろう」と見ている。貿易立国の韓国にとって、貿易統計は極めて重要な指標であり、知識経済部関係者は「朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領時代以降、休日であっても毎月1日に輸出入動向を発表する伝統は一度も変わっていない」と指摘。実際、昨年12月分の資料も正月の1月1日に発表された。

 政府は、今年の貿易収支を250億㌦の黒字と予想しているが、1月の赤字幅が20億㌦近い2ケタになったことから楽観できなくなった。輸出増加率は6・7%を見込んでいる。