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2013/07/05

<総合>韓中首脳・関係強化へ未来ビジョン

  • 韓中首脳・関係強化へ未来ビジョン

    朴槿惠大統領㊧と習近平国家主席

 朴槿惠大統領の中国国賓訪問は大成功だった。中国側の異例の歓迎を受けるなか、朴大統領はまず習近平国家主席と首脳会談を行い、両国の今後20年間の関係強化の基盤となる「韓中未来ビジョン共同声明」を発表した。また、李克強首相、張徳江・全国人民代表大会常務委員会委員長(国会議長に相当)ら中国のナンバー2、3とも会談、信頼を築いた。経済的には協力関係を強め、高いレベルの韓中FTA(自由貿易協定)の締結を目指すことを確認した。

 朴大統領は30日、3泊4日間の中国訪問を終え帰国した。訪問期間中、首脳会談、講演などを行い、最終日には陝西省の省都・西安を訪問。韓国企業を視察したほか、陝西省幹部との面会や史跡の視察などを行った。

 今回の訪中では、「韓中未来ビジョン共同声明」のほか、韓中FTA交渉を後押しする政府間の協定1件と機関間の協定7件の計8件について合意書に署名した。韓国大統領が中国首脳と締結した合意書件数では過去最多となる。

 首脳会談では、両国の企業が相手国の市場への進出を拡大できるよう努力することに合意。両国間貿易を現在の2100億㌦から2015年までに3000億㌦に1・5倍増やす目標も確認した。行き詰まりをみせていたFTA交渉についても、両国首脳が高いレベルの包括的FTAを推進するとの原則を再確認した。


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