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2013/07/26

<総合>現代商船など3社・北極海航路に就航

  • 現代商船など3社・北極海航路に就航

 現代商船と韓進海運、現代グロービスの3社が、韓国海運会社として初めて北極海航路に就航する。海洋水産部と海運業界によると、これら3社は来月中旬に北極海航路を通じて、欧州から貨物を国内に搬入することで政府と合意した。今回はテスト運航で、問題がないと判断されれば、順次運航回数を増やす計画だ。出航日時と積載貨物については最終協議を行っている。

 政府は2011年1月韓国船主協会、海運会社、学界専門家らでTF(タスクフォース)を構成、北極海航路のテスト運航を進めてきた。テスト運航をする船主に対してのみ利用料を減免したり、砕氷船を最低料金で利用できるよう支援をしてきた。

 海運業界も、当面は赤字であっても、将来成長する可能性を期待し、北極海航路開拓に積極的に姿勢をみせていた。当初、STXパンオーシャンも今回のテスト運航に加わる予定だったが、経営悪化のため放棄、グロービスが代替した。

 海洋水産部は昨年、北極海航路を利用して欧州から韓国へくず鉄を輸送する計画を立てたが、欧州のくず鉄価格の暴騰、海上運賃の下落などの影響で計画は実現しなかった。今年は、韓国が「北極評議会」の常任オブザーバー入りを果たしたのを機に、港湾利用料の減免など多様な特典を提示し、船社を説得。その結果、今回のテスト運航実現となった。


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