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2014/02/07

<総合>昨年の経常黒字・過去最高の700億㌦突破

  • 昨年の経常黒字・過去最高の700億㌦突破

 韓国銀行は、昨年の経常収支黒字が過去最高の707億3000万ドル達したと発表した。これまでの最高だった前年の481億ドルより47・1%多い額だ。昨年10月の予想値630億ドルを大きく上回る。韓銀は黒字拡大の要因として「スマートフォン(高機能携帯電話)のような主力製品の輸出が好調を見せる中で国際原材料価格が下落し輸入額が減った」と分析した。

 経常収支は開放経済の総合成績表とされ、その国の経済的安定度を測る重要な指標だ。韓国は長年赤字に苦しんでいたが、近年では黒字基調が定着している。特に昨年は、経常収支で最大のウエートを占める貿易収支が607億㌦の黒字を出したことで、経常収支の黒字幅を広げた。

 輸出は5709億㌦で前年より3%増加したが、輸入は5102億㌦で0・8%減少した。対米輸出が6・0%、対中国輸出が8・6%増えた。これに比べ、円安の影響で対日輸出は10・6%減、対中東輸出も11・8%減と明暗を分けた。

サービス収支も60億㌦の黒字を記録し、2年連続で黒字となった。黒字幅は前年より2億7000万㌦拡大した。旅行収支は昨年も赤字から脱し切れず、知的財産権の使用料支払いも増えたが、黒字を拡大できた。韓銀関係者は「製造業の競争力を土台にスマートフォン中継貿易マージンなどが増えて、サービス収支も改善した」と分析した。また、投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は48億㌦の黒字、経常移転収支は7億9000万㌦の赤字となった。


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