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2014/05/23

<総合>韓国型原子炉、UAEで海外初デビュー

  • 韓国型原子炉、UAEで海外初デビュー

    原子炉設置式で握手する朴槿惠大統領(中央左)とマンスール副首相兼大統領官房相

 韓国が中東のUAE(アラブ首長国連邦)で建設中のバラカ原子力発電所1号機に原子炉が設置された。この原子炉は韓国独自技術で開発し、海外へ輸出した最初の原子炉で、海外初デビューとなる。沈没船事故の厳しい状況の中、朴槿惠大統領は20日、バラカの建設現場で行われた原子炉設置式に出席し、原発外交を展開した。バラカ原発1号機は2017年5月に完成する予定だ。

 原子炉は斗山重工業が制作した140万㌔㍗級で、高さ14・8㍍、内径4・6㍍、厚さ30㌢、総重量533㌧。マグニチュード7の地震にも耐えられるよう設計され、少なくとも60年間、バラカ原発の「心臓」の役割を果たすと期待されている。

 青瓦台(大統領府)は、原子炉が韓国独自の技術で製作され、国際社会から技術性と安定性を認められる重要な契機になると説明した。

 UAEは中東地域でイランを除いて原発を初めて建設する国だ。バラカは首都アブダビから西側へ270㌔離れている。


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