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2016/02/12

<総合>昨年・国家財政、4年ぶり黒字に

  • 政策金利・利下げ論抑え1.50%で凍結

    昨年の歳入・歳出結果を発表し、財政運営を積極的にすると語る
    柳一鎬経済副総理㊨

 企画財政部が2015会計年度の歳入・歳出結果を確定し、国家財政は予想を上回る税収増により4年ぶりの黒字に転じたことが分かった。黒字額に当たる歳計剰余金は2兆8000億ウォンに達した。国税収入が予想以上に増えた結果だ。企画財政部関係者は「不動産取引や証券取引が活性化した影響で譲渡所得税と証券取引税の収入が増え、たばこ税の新設で個人消費税の収入が増えた。また、大企業の非課税・税制減免項目を整備したのが税収実績の改善につながった」と説明した。

 昨年度予算の執行結果をみると、総規模で歳入が前年比9・8%増の328兆1000億ウォン、歳出は9・8%増の319兆4000億ウォンだった。この差額から繰越金の5兆9000億ウォンを差し引いた額が歳計剰余金だ。

 国家財政は、2012年から14年までの3年間、総額1兆7000億ウォンの赤字を計上していた。黒字に転換した最大の理由は、税収が予想以上に伸びた点だ。


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