ここから本文です

2004/04/16

<鳳仙花>◆ペ・ヨンジュン旋風◆

 ビートルズ以来の衝撃--今月3日から8日まで日本を初訪問したドラマ「冬のソナタ」の主人公ペ・ヨンジュンが巻き起こした熱狂と興奮が、いまなお日本列島を覆っている。この人気はとどまるところを知らず、ネット検索サイト・インフォシークの「男性有名人」投票で、なんと、「ヨンさま」が1位になってしまった。2位は日本の女性誌で11年間不動の人気を誇る「キムタク」(木村拓哉)で、これはまさに異変としかいいようがない。韓国人の俳優が日本で人気ナンバーワンになるなど、だれが想像したであろう。

 「ヨンさま」効果は、日本社会にさまざまな変化をもたらしている。韓国に対する関心が高まり、韓国を訪れたり、韓国文化にふれたりするファンが急激に増えているのである。特に語学学校の韓国語教室は、女性の受講生で盛況で、春から始まったNHKハングル講座のテキストも通常の倍の売れ行きだ。

 ペ・ヨンジュンの女性ファンは小学生から70代まで幅広い。中心は、40代、50代の中年女性であり、彼女たちが「韓国大好き人間」になれば、当然、その子どもたちも韓国に関心を抱くことになる。こういった効果は、教育ではなかなか生まれない。

 「ヨンさま」ファンは、これまでのミーハーとちょっと違うようだ。ファンの間に「ペ・ヨンジュン基金」なるものを設立し、社会奉仕活動を行おうという動きが出てきているという。すでにシンガポールや香港では、ペ・ヨンジュンのファンが貧しい子どもたちや身障者を支援するボランティア活動を行っており、日本のファンの間でもアジアのファンと連帯し、社会活動を実施しようという気運が盛り上がっていると聞く。

 日本のファンクラブ会員は約6万人だが、実際には10万人くらいいるとみられる。韓国にも10万人、台湾に1万人、香港に3000人、シンガポールに1000人のファンがおり、これらのファンが連帯すれば大きな力になる。今後も「ヨンさまファン」の動きから目が離せない。(G)