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2021/06/04

<鳳仙花>◆ボランティアに人生捧げる韓国女性◆

 韓国では、ボランティア活動を「自願奉仕」と呼ぶ。歴史的に貧しい農村社会だったなごりで「分かち合い」の文化があること、キリスト教の普及による弱者へのいたわりなどが背景にあるとされる。

 韓国が経済発展した80年代後半から、ボランティア活動への関心が一般市民に広がっていった。政府もボランティア活動を積極的に奨励し、2009年には行政によって「1365分かち合いポータルサイト」が作られ、多くの団体が登録して活動している。学生や企業のボランティア活動も盛んだ。

 そのボランティア活動に30年間も携わる女性がいる。大田市在住の呉ソンスクさん(62)だ。「1365分かち合いポータルサイト」に記録されたボランティア活動だけでも3800時間に達する。

 呉さんは新婚当初の92年、天安の知的障害者施設を訪ねて入所者の入浴を手伝ったのをきっかけにボランティア活動を始めた。呉さんは、「その施設は財政難のため給湯器が無かった。そこで給湯器を買い、週末ごとに夫と一緒に入浴の奉仕に行ったのが始まりだ」と回想する。


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