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2013/10/25

<Korea Watch>来年度予算案、357兆7000億ウォンを検証 第3回

  • 来年度予算案、357兆7000億ウォンを検証 第3回

    釜山港のコンテナ

◆経済活性化・企業投資と輸出支援拡大◆

 来年度予算案の中で最も目を引くのは、経済活力の向上のために企業投資と輸出支援を拡大したことだ。政策金融だけでも、前年より24兆3000億ウォン増えた。このうち中小企業と個人・零細企業主に対する政策資金は95兆ウォンで、今年より13兆ウォン多い。個人・零細企業主の経営安定のための低利融資支援金は4500億ウォンから9150億ウォンに拡大した。

 輸出入銀行の与信は96兆6000億ウォンから102兆8000億ウォンへ増額した。この予算は、輸出中小企業が大規模な海外プロジェクトを受注できるよう支援するものだ。

 輸出企業予備軍のコンサルティングをサポートする輸出初心者企業支援予算は100億ウォンに策定され、1社当たり最大1億ウォンの輸出補助金が支給される「グローバルハイウエー」プログラムを新設。また、農水産物の輸出を支援する農食品母胎ファンド(600億ウォン)、水産業母胎ファンド(100億ウォン)など農水産物輸出の投資ファンドに812億ウォンを出資する。

 老朽産業団地の再整備には、275億ウォンが割り当てられた。産業団地の周辺環境と文化空間の拡充には、別途405億ウォンを投資する。海外進出企業の国内復帰を支援する「Uターン企業の集積化センター」新設に対しては、57億ウォンを投入する。


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