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2013/11/29

<Korea Watch>「メディカル・コリア・ベルト」実現へ

◆医療機関海外進出・官民がコントロールタワー設置◆

 医療システムの海外進出を総括する政府レベルのコントロールタワーが設置される。玄旿錫・経済副総理兼企画財政部長官は、第141次対外経済長官会議を開き、こうした内容を盛り込んだ「韓国医療海外進出拡大方策」を上程・議決した。

 中国や東南アジア、モンゴル、中東、中央アジア、ロシアへつながる「メディカル・コリア・ベルト」を作るため、医療界、連関産業体、民間専門家、公共機関などが参加する「国際医療事業官民合同タスクフォース(TF)」を設置・運営する。

 実務は、保健福祉部、韓国保健産業振興院、韓国観光公社、国際協力団が担当する。健康保険審査評価院、血液管理本部、保健福祉情報開発院など、韓国内の保健医療機関は海外ネットワークを持つ外交公館、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)などと緊密な協力体系を構築する計画だ。

 政府は、医療韓流の海外進出を支援する根拠になる「国際医療事業育成支援特別法」(仮称)の制定を検討することにした。現在、医療機関の海外進出に対する関連法が事実上無いため、制度的に支援するのが難しかった。このため、非営利法人の病院は海外進出のための投資金募集に困難が多かった。


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