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2015/08/14

<Korea Watch>宇宙産業の競争力強化が切実

◆現代経済研が報告書「主要国の宇宙産業競争力現況と示唆点」◆

 現代経済研究院は報告書「主要国宇宙産業競争力現況と示唆点」を発表し、韓国の宇宙産業は世界の主要国に比べ初期水準にあると指摘した。それによると、近年宇宙産業が軍事・安全保障の領域から脱して新しい成長動力として浮上している。世界の宇宙産業市場は、先進国政府の継続投資とグローバル企業主導で急速に成長している。市場規模は2005年に888億㌦に達し、年平均10・3%成長を続け、13年には1952億㌦に達した。一方、韓国の宇宙産業市場は、13年は約2兆ウォン程度と世界市場の約1・0%に過ぎない。市場構造も衛星を活用したサービスに過度に偏っており、宇宙機器製造分野の成長は遅滞している。また、国内企業の宇宙産業の売上高は、ボーイング、ロッキード・マーチンなどのグローバル宇宙企業に比べ非常に零細の規模にとどまる。全体的に韓国の宇宙産業は、成長初期段階であり、まだスタート地点のレベルだ。ここでは韓国宇宙産業の競争力を主要国と比較し、産業の発展に向けた示唆点を導き出す。

 韓国宇宙産業の競争力を、投入(政府予算、企業のR&D投資、人的資源の規模)、中間活動(論文数、特許占有率、技術格差)、成果(輸出市場シェア、運用中の衛星数)の観点から主要国と比較すると、次の通りである。まず韓国の宇宙産業は、政府主導で育成されているが、他の分野に比べて投資が低迷している。政府の宇宙技術研究開発費は、09年以降停滞状態にある。一方、宇宙技術を除く他の主要技術への国の研究開発費は、継続的に増加している。研究開発費を含む韓国の宇宙開発予算は、13年3億2000万㌦(GDP比0・023%)で主要国の中11位である。韓国宇宙企業の投資は、政策環境の変化に応じて変動が激しく、規模も小さい。13年の総投資(設備投資+研究開発投資)の規模は951億ウォンで、前年比32・6%減少するなど、07年以降宇宙産業への投資は安定せず、不規則な状態にある。特に、宇宙産業の競争力を決定する主な要因である研究開発投資は、政府研究開発費の10分の1に過ぎない。韓国宇宙企業の研究開発投資の規模は、1億8500万㌦(12年基準)で主要国の中10位であり、GDP比0・01%の水準だ。

 宇宙産業における人材は、08年以降停滞を続け12年以降、再び増加し始めたが、宇宙産業先進国には大きく及ばない。例えば、韓国の宇宙開発部隊(KARI)の人材は720人で、米国のNASA(1万8170人)やEUのESA(2260人)と比較して大幅に不足している。


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