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2016/04/29

<Korea Watch>転換期迎えた韓国メーカー

◆現代研究研が報告書、サービス志向の製造業を分析◆

 現代経済研究院は、報告書「デジタル適者生存時代、サービス中心の製造モデルが必要」を通じて、「大手メーカーが競って高度な半導体デバイスを取り入れたサービス志向の製造モデルに変化している。過酷な状況下で淘汰されないためにはサービスの開発が不可欠」と指摘した。また、ICT(情報通信技術)を適切に活用していなければ、今まで市場を主導してきたノキアのような大手メーカーであっても、すぐに市場から姿を消すことになる。ICTが重要技術として適用される第4次産業革命において「有形製品」が通信や情報処理、判断機能を持った「生きた製品」へと変貌しつつある製造業モデルが「サービス志向の製造モデル」として進化している。

 現在進められている製造業の革新は、製品の技術革新よりも「スマート工場」に象徴される工程の革新に集中している。サービスの開発を含む製品の革新が後押しされなければ高度な技術基盤の高付加製造業に移行するには不十分である。ここでは、第4次産業革命の時代を迎え、有形製品とサービスが結合した最終製品を創出する製品の技術革新に焦点を置いて、製品のコンセプトが時代的に変遷しながら、それに伴うビジネスモデルの変化とグローバル主要企業の対応について示唆点を見出してみる。

 第4次産業革命で、有形製品は、従来の機能が固定された独立した製品から抜け出し、通信に加え、人工知能、ビッグデータといったICTで外部と接続され、さまざまな機能の提供が可能な製品に変化する。たとえば、時間を知らせる機能にとどまらず時計がさまざまなサービスを提供する情報端末の役割をするスマートウオッチに変化した。有形製品とサービスが結合されることにより、製品が廃棄されるまで継続的な収益を期待できる「生きた製品」に変貌する。これにより、有形製品とサービスを組み合わせた最終的な製品の開発を目指して、製造業のモデルは従来の「有形製品の製造を中心としたサービスサポート」から「サービス志向の有形製品のサポート」へと変貌している。有形製品の製造だけでは収益性が低く、市場の主導権を失う懸念があるからだ。


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