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2018/01/01

<Korea Watch>作ってみよう韓国の正月料理

  • 作ってみよう韓国の正月料理

    韓国式雑煮の「トックッ」

 韓国では多くの名節を陰暦で迎える風習があり、正月も、陽暦の新正月より陰暦の旧正月で祝うのが一般的だ。旧正月には家族そろって韓服を着て、供物を並べた祭壇を前に、先祖供養の祭祀をとりおこなった後に、皆で正月のご馳走を食べる。この正月料理に欠かせないのが、トックッ(餅スープ)=写真。うるち米の粉を蒸してつき、細長く延ばした棒餅を小判型に斜め薄切りにしてスープで煮た韓国式雑煮だ。よく日本の雑煮に例えられるが、見た目も味もかなり違う食べ物といえる。まず、餅が違う。トックッに入れる餅は「カレトッ」といって、うるち米の粉をこねて直径3㌢ほどの細長い棒状に延ばしたものを斜めに薄く切った、小判型の餅だ。

 正月にトックッを食べる意味としては、


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