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2021/06/04

<Korea Watch>経済・経営コラム 第82回 脱炭素に向かう日韓、エネ構成の転換㊤                                                       西安交通大学管理大学院 林 廣茂 客員教授

◆発電・運輸・産業分野での脱炭素が急務◆

地球を救う脱炭素。地球を覆っている温暖化ガス(GHG)を減らし気温上昇を1・5度に抑える。2050年(中国は60年)までにGHGの8割超を占める二酸化炭素の中立化(CO2Neutral=CO2排出を実質ゼロに)を実現するためには、私たちの豊かな経済を支えている一方で、CO2を大量に排出する化石エネルギー(化石エネ:石炭・石油・天然ガス)の使用量を大きく減らし(将来はゼロにし)かつ排出するCO2を回収・利用・貯留する(CCUS)、そして同時進行で、CO2を排出しない再生可能エネルギー(再エネ=太陽光・風力など)への依存度を大きく高めていく必要がある。


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