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2019/10/11

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第47回 来年の最低賃金引き上げ率が2・87%に                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第47回 来年の最低賃金引き上げ率が2・87%に                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年仁川生まれ。韓神大学校日本学科卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て現在、ニッセイ基礎研究所准主任研究員。

◆企業と労働者双方の満足度高める政策の実現を◆

 韓国の最低賃金委員会は7月12日に、2020年の最低賃金を今年より2・87%引き上げ時給8590㌆にすることを確定した。これは18年と19年の引上げ率16・4%と10・9%を大きく下回る数値であり、1986年12月31日に「最低賃金法」が制定・公布され、88年に施行されて以来、3番目に低い引上げ率である。


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