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2020/10/23

<オピニオン>転換期の韓国経済 第128回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

  • 転換期の韓国経済 第128回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

    むこうやま・ひでひこ 1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より(株)日本総合研究所勤務、現在調査部上席主任研究員。中央大学経済学部兼任講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など

◆新たな戦略で中国市場の販売回復が急務◆

 10月14日、鄭義宣・首席副会長が現代自動車グループの新会長に就任した。数年前からリーダーシップを発揮して改革を進め、一定の成果を上げてきたことから今後の躍進が期待される一方、取り組むべき課題も多い。

 同グループは2000年代に大きく飛躍し、生産台数で世界第5位の自動車グループになった。インドや中国などの新興市場を積極的に開拓する一方、コストパフォーマンスの良さを武器に欧米市場でシェアを上げてきたことによるものである。しかし近年は中国での販売が大幅に減少し、米国でも17年、18年に前年水準を下回った。


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