ここから本文です

2020/04/03

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第52回 韓国の新型コロナ対策から学ぶことは?                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第52回 韓国の新型コロナ対策から学ぶことは?                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年仁川生まれ。韓神大学校日本学科卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て現在、ニッセイ基礎研究所准主任研究員。

◆感染防止へ検査拡大の積極検討を◆

 新型コロナウイルスの感染が欧米諸国を中心に世界に広がっている。日本でも感染者数が増加し、新型コロナウイルスへの感染有無を判断するPCR検査を拡大すべきだという議論も増えている。それに対して、日本全体での医療の対応能力を考慮しながら検査の拡大を実施すべきだという慎重論を主張する人も少なくない。そういった背景もあり、実際に、1日あたりの検査件数は政府が発表した1日の検査能力7000件を大きく下回っている現状だ。一方、韓国では4月1日0時時点で、累計約42万人以上が検査を受けた。これは、日本の累計被検査者数の約13倍に当たる数値である。


つづきは本紙へ


バックナンバー

<オピニオン>