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2021/08/20

<オピニオン>転換期の韓国経済 第138回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

  • 転換期の韓国経済 第138回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

    むこうやま・ひでひこ 1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より(株)日本総合研究所勤務、現在調査部上席主任研究員。中央大学経済学部兼任講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など

  • 転換期の韓国経済 第138回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

 韓国ではチャイナショック(中国の成長減速とキャッチアップ)により2010年代以降低成長が続き、20年は新型コロナウイルス感染の影響でマイナス0・9%になった。中国で始まった新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、景気が急激に悪化した。韓国では1~3月期に外出自粛により民間消費が前期比6・6%減と急減し、実質GDP成長率は同1・3%減になった。続く4~6月期は輸出が同15・9%減と落ち込んだため、成長率は同3・2%減と2期連続のマイナスになった(上図)。


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